グランプリ受賞作品はSteidl社の書籍として世界中で流通、「Steidl Book Award Japan」設立
この秋、8回目を迎える「The Tokyo Art Book Fair」は、新たな試みとしてブックアワード「Steidl Book Award Japan」を設立する。 世界最高峰のアート出版社と謳われるドイツのSteidl社の協力のもと、日本を拠点に”本”という形式を使って作品を発表することに興味を持つ人を対象に募集。応募受付をしたダミーブックの中から同社の創業者ゲルハルト・シュタイデルが選ぶグランプリ受賞作品は、Steidl社の書籍として出版され世界中で流通される。 グランプリ受賞作品の書籍刊行は、2017年秋を予定。
出版に際しては、グランプリの受賞者はドイツのゲッティンゲンにある Steidl社に招待され、現地に滞在しながら、編集からデザイン、素材選び、造本、印刷に至るすべての本作りの工程をルハルト・シュタイデルおよび、Steidl社のスタッフとともに行う。 これまでに4,000冊以上の本を手がけ、ロバート・フランクをはじめ、カール・ラガーフェルド、エド・ルシェ、ロバート・アダムスといった世界の名だたるアーティストやクリエイターたちが絶大なる信頼を寄せるSteidl社がパートナーとなり、本作りにおける大切な考え方や知識、技術、そして本の素晴らしい魅力と可能性を直に伝えてくれる貴重な機会となるだろう。
「世界一美しい本を作る男」と称されるゲルハルト・シュタイデルとともに、本をつくることができるこの絶好の機会にぜひ応募してみては。