約45年間にわたる膨大な仕事を紹介、「MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」国立新美術館で3月16日から開催

約45年間にわたる膨大な仕事を紹介、「MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」国立新美術館で3月16日から開催

1970年に三宅デザイン事務所を立ち上げ、常に次の時代を見すえながら、新しい服づくりの方法論と可能性を示してきた三宅一生氏。活動を開始した1970年から現在に至る約45年間の仕事を紹介する展覧会、「MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」が国立新美術館で3月16日から開催される。初期から最新プロジェクトまでの全仕事を通して、ものづくりに対する三宅氏の考え方やデザインアプローチを明らかにし、未来に向けた更なる創作の可能性を探る。三宅一生の仕事を通して、こどもから大人まで、だれもがつくることの楽しさに触れられる展覧会だ。

三宅氏は、既成の枠にとらわれない自由な発想のもと、独自の素材づくりからはじまり、「一枚の布」と身体との関係や、そこに生まれる「ゆとり」や「間」を追求してきた。また、チームと共に粘り強いリサーチと実験を行い、革新性と着心地のよさを兼ね備えた衣服を生み出している。

同展は、大きく三つのセクションで構成。吉岡徳仁氏が空間デザインを手がけたSection AとBでは、今回の展覧会のために新たにデザインされた「グリッド・ボディ」を用いた展示が行われる。また、佐藤卓氏によるSection Cの会場デザインは、楽しみながら三宅一生氏の服づくりを理解する発見の場となっている。そのほか、インスタレーション、映像作品、ライブラリーコーナーも充実。

http://2016.miyakeissey.org/