軽量ボディで高性能を実現するレノボのAI PC「Yoga Slim 7i Aura Edition」-坂本俊太インタビュー(1)

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軽量ボディで高性能を実現するレノボのAI PC「Yoga Slim 7i Aura Edition」-坂本俊太インタビュー(1)
あらゆる人へ、よりスマートなテクノロジーを提供する、PCメーカー「Lenovo(レノボ)」。AIを活用した高性能ノートPCにも力を入れている同社がリリースした「Yoga Slim 7i Aura Edition, imagined with Intel」は、インテルと共同開発したオリジナルモデルだ。

※画像のキーボードは英語版。実際は日本語キーボードになります

「インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 258V」という強力なCPUを搭載し、AIによるアシスタント機能や究極のパフォーマンス性能を体感することができる。

今回は、クリエイターズクラブ「NEW」に所属するアートディレクターの坂本俊太さんに「Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9」を一定期間体験していただいた。坂本さんが手がけている仕事やデザインのこだわりについてのお話もうかがいながら、PCに求めるスペックや最新のAI PCを使用した率直な感想をうかがった。

テーマは「遊べるグラフィック」

――まずは坂本さんのこれまでの経歴を簡単に教えてください。

高校生の頃から表現することに興味があり、ヒップホップの曲をつくっていました。曲を配信サイトにアップする際にアートワークが必要で、AdobeのPhotoshopを入れて自分でつくりはじめたのがデザインとの出会いだったと思います。

<strong>坂本俊太</strong> 1993年大阪府生まれ。2017年に武蔵野美術大学基礎デザイン学科を卒業し、大手広告代理店へ入社。2020年より、クリエイターズクラブ「NEW」を運営。2024年、JAGDA新人賞・JAGDA賞デジタルメディア部門受賞

坂本俊太 1993年大阪府生まれ。2017年に武蔵野美術大学基礎デザイン学科を卒業し、大手広告代理店へ入社。2020年より、クリエイターズクラブ「NEW」を運営。2024年、JAGDA新人賞・JAGDA賞デジタルメディア部門受賞

それから京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)に進学して情報デザインを学んでいたのですが、2回生のときにグラフィックデザイナーの原研哉さんの存在を知り、企業のビジュアルアイデンティティやブランドのアートディレクションまでを担うお仕事に感銘を受けました。

そのまま原さんが教えている武蔵野美術大学に編入し、卒業後は広告代理店での活動を経て、2020年に武蔵野美術大学時代の仲間たちとクリエイターズクラブ「NEW」を立ち上げました。

――「NEW」ではどのようなプロジェクトに取り組んでいるのでしょうか。

「NEW」はブランディングやインタラクティブな展示、モーショングラフィックスなど幅広い領域のデザインに取り組んでいます。クライアントから直接受けている仕事がほとんどで、近い距離間で関りながら進めています。

具体的に制作事例を2つご紹介します。1つ目が、電子部品メーカーの太陽誘電のお仕事です。スマホやPCなどの電子回路で用いられる「MLCC(Multilayer Ceramic Capacitors)」という電子部品の魅力を伝えるために、そのMLCCを搭載したミニゲームを楽しめるマシンをつくりました。機械の設計からゲームを動かすプログラミングまでを担当しました。

「TAIYO YUDEN | MLCC」。完成されたプロダクトやグラフィックをデザインするのではなく、可変性のあるこのマシンが体験を創出する起点になっている

僕はよく「遊べるグラフィック」をテーマにしていて、このマシンで言えば、金属の積層に刺さっているモニターやスピーカーは、自由に取り外して位置を変えられるようになっています。この一面をグラフィックのグリッドと捉えて、ポスターをレイアウトするように、プロダクトをつくり変えることができるんです。この積層自体は、積層セラミックコンデンサであるMLCCの構造から着想しました。

――では、2つ目の事例についても教えてください。

デザインフェスティバル「Featured Projects 2024」のアートディレクションを担当しました。もともとクライアントからはイベントのキービジュアルをつくってほしいと依頼を受けました。

ただ、コンセプトやルールを考えるならば、それをキービジュアルだけでなくすべてのデザインに落とし込みたいと思うのが僕の性格で……。結果的にはWebサイトから会場のデザイン、グッズにまで範囲を広げられた案件でした。

あふれ出す“そうぞう”から、無限に生成されるVIシステムを設計

イベントのテーマが「“そうぞう”からはじまる」だったので、イメージがどんどんあふれ出てくる様子をデザインルールにしました。モーショングラフィックスを起点にしていて、基本的に僕がつくるデザインは「動くもの」になっています。

なるべく動かしたいし、あまり領域を分けずに、想像したものを実現したいと思っています。だから、僕の使うPCにはコードを書いたり、3Dモデリングをしたりするための幅広いソフトが入っています。

会場の案内板や装飾でも一貫した世界観を表現している

ノートPCを選ぶ際に重視するのは“軽さ”

――PC自体にも相応のスペックが求められそうですが、坂本さんはノートPCを購入する際にどのような点を重視していますか?

基本的にはパワフルなCPUを搭載しているものがいいですよね。ただ、僕が一番大事にしているのが“軽さ”です。ノートPCはパフォーマンス性能が高いとどうしても重くなってしまいがちで、デザイン的にも重量感を覚えるものが多いんですよね。

僕はとにかく荷物を軽くしたいタイプなので、軽さとパフォーマンスのちょうどいい塩梅を求めています。コスパならぬ「ウェイトパフォーマンス」とでも呼んだらいいのか……(笑)。1gあたりどれだけの性能を発揮してくれるのかに注目してPCを選んでいます。

それでいうと、「Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9」は最初に手に取ってみたときに「軽い!」という感想が真っ先に出てきました。この薄さやデザインのスマートさからも、心理的な重厚感を感じないようになっていると思いました。

15.3型の大画面液晶を採用しながら本体内部の部品を薄型化することで、薄さ約13.9mm、重さ1.53kgを実現している。好きな場所に気軽に持ち運んで使うことができる

15.3型の大画面液晶を採用しながら本体内部の部品を薄型化することで、薄さ約13.9mm、重さ1.53kgを実現している。好きな場所に気軽に持ち運んで使うことができる

――「Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9」を実際に使用してみた感想もうかがえますか?

まずは外側の感想になりますが、キーボードの打鍵感が好みでしたね。ノートPCは基本的に“カチャカチャ”っていう音がするじゃないですか。でも「Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9」の場合は“スコスコ”していて、静音性や感触の楽しさ的にも優れていると思いました。このキーストロークの浅さでスコスコした打鍵感というのはいいですね。重さも含めて、まず作業感としてはストレスがなかったです。

1.5mmのキーストロークに加え、キートップをくぼますシリンドリカル形状により、タイピングを正確で快適なものにしている。また、キー部分には、シルクのような手触りのヨガコーティングを施すことで、汚れがつきにくく気持ちよく使用することができる

1.5mmのキーストロークに加え、キートップをくぼますシリンドリカル形状により、タイピングを正確で快適なものにしている。また、キー部分には、シルクのような手触りのヨガコーティングを施すことで、汚れがつきにくく気持ちよく使用することができる

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