生誕120年 山沢栄子 私の現代

What I am doing No.24 1982/プリント1986 大阪中之島美術館 What I am doing No.24 1982/プリント1986 大阪中之島美術館

山沢栄子は1899年大阪に生まれ、1920年代のアメリカで写真を学び、1930年代から半世紀以上にわたり、日本における女性写真家の草分けとして活躍しました。当初はポートレートの撮影を主な仕事としていましたが、晩年の1980年代には抽象絵画のような写真作品を制作する芸術家として知られていました。とりわけカラー写真による色鮮やかな作品群は、当時の日本では他に例を見ないものでした。「私の現代/What I am doing」と題して発表されたこのシリーズには、自身の過去の作品や写真機材を写し込んだ、きわめてコンセプチュアルな表現も含まれています。山沢は、1950年代から写真による造形の実験を重ねることで、このような独自の芸術表現に到達しました。

生誕120年を記念した本展では、1970-80年代に手がけたカラーとモノクロによる抽象写真シリーズを中心に、抽象表現の原点を示す1960年代の写真集、戦前の活動を伝えるポートレートや関連資料など約140点を展示し、日本写真の流れとは異なる地平で創作を続けた芸術家の歩みを辿ります。

《本文は公式サイト紹介文より抜粋》

【関連イベント】
●講演会「山沢栄子の生きた時代 ~近代女性美術家の創生期・戦前から戦後の前衛まで」
日時:7月28日(日) 14:00~
講師:小勝禮子(美術史家、元栃木県立美術館学芸課長)
定員:100名(小学生以上)
※要申込み(先着順)
※入館料が必要

●ワークショップ「心の内面を見つめるセルフ・ポートレート」
日時:6月30日(日) 11:00~16:00(所要時間約20分)
講師:小谷泰子(写真家)
材料費:無料
対象:10歳以上
定員:15名程度
※申込み不要(当日整理券配布)、ただし別途入館料が必要
※1名ずつ体験するワークショップです。

※そのほかの関連イベントは、下記詳細URLをご覧ください。

開催期間 2019/05/25(土)~2019/07/28(日)
※イベント会期は終了しました
時間 10:00~17:00(入館は閉館30分前まで)
休館日 水曜日(ただし、祝日の場合は開館し翌日休館)
入場料 一般800円/高大生600円/小中生400円/心身に障がいのある方および介助者1名は無料(要手帳等呈示)
参加アーティスト 山沢栄子
会場
  • 西宮市大谷記念美術館
  • 兵庫県西宮市中浜町4-38
会場電話番号 0798-33-0164
会場URL http://otanimuseum.jp
詳細URL http://otanimuseum.jp/exhibition_190525.html