開校100年 きたれ、バウハウス ―造形教育の基礎―

西宮市大谷記念美術館「きたれ、バウハウス展」メインビジュアル デザイン:シルシ/上田英司 西宮市大谷記念美術館「きたれ、バウハウス展」メインビジュアル
デザイン:シルシ/上田英司

1919年、ドイツの古都ヴァイマールに、建築家ヴァルター・グロピウスにより造形学校「バウハウス」が開校されました。今年はその誕生から100年目を迎えます。ナチスの弾圧を受け1933年に閉鎖されるまで、わずか14年という短い活動期間でしたが、実験精神に満ち溢れたこの学校は、造形教育に革新をもたらし、今日にいたるまでアートとデザインに大きな影響をおよぼしています。

バウハウスでは、ヴァシリー・カンディンスキー、パウル・クレーなど時代を代表する芸術家たちが教師として指導にあたって、優れたデザイナーや建築家が育ち、画期的なデザインが生まれました。とりわけ入学した学生が最初に受ける基礎教育で教師たちが試みた授業はユニークなものでした。

本展覧会では、バウハウスの基礎教育を中心に各教師の授業内容を紹介するとともに、その一端を体験いただけます。さらに、そこから発展したさまざまな工房(金属、陶器、織物、家具、印刷・広告、舞台など)での成果や資料など約300点を展示。また、実際にバウハスに入学した日本人留学生・水谷武彦、山脇巌、山脇道子、大野玉枝、4名の活動を一堂に紹介する初めての機会となります。

《本文は公式サイト紹介文より抜粋/一部抜粋》

【関連イベント】
●講演会1
「バウハウスの学生生活」
日時:10月12日(土) 14:00~
講師:杣田佳穂(ミサワバウハウスコレクション学芸員、本展覧会監修者)
定員:100名(小学生以上)
※要申込み(先着順)、入館料が必要

●講演会2
「近代デザインはバウハウスから始まった」
日時:11月4日(月・振休) 14:00~
講師:宮島久雄(元・国立国際美術館、高松市美術館館長)
定員:100名(小学生以上)
※要申込み(先着順)、入館料が必要

●再現授業
「ヨハネス・イッテンのデッサン」
日時:10月13日(日) 14:30~
講師:岡本康明(元・京都造形芸術大学芸術館館長、教授)
語り・音楽構成:下地由希子(プレアデス主宰)
参加費:無料(別途入館料必要)
対象:小学生以上
定員:50名(〈1〉体験参加20名〈2〉見学参加30名、小学生以上)
※要申込み(応募者多数の場合抽選)

※そのほかワークショップなどのイベントは公式サイトをご参照ください

開催期間 2019/10/12(土)~2019/12/01(日)
※イベント会期は終了しました
時間 10:00~17:00(入館は閉館30分前まで)
休館日 水曜日
入場料 一般1,000円/高大生600円/小中生400円/心身に障がいのある方および介助者1名は無料(要手帳等呈示)
会場
  • 西宮市大谷記念美術館
  • 兵庫県西宮市中浜町4-38
会場電話番号 0798-33-0164
会場URL http://otanimuseum.jp/
詳細URL http://otanimuseum.jp/exhibition_191012.html