
Photo: Francesco Barasciutti
ガラスを表現の素材として用いる動きは、日本においては1920年代より見られ始める。この動きは、戦後から70年代にかけて次第に拡大していった。作家たちは模索を繰り返しながらガラスを扱う方法を探究し、制作環境を整えていった。可能性を探りながら未知なる領域を切り開き、自身の表現を追求することへの好奇心や熱気は、多様な作品が絶えず生み出されている現在の状況へと繋がっていく。
本展で紹介する12名の作家は、変化し続ける社会状況や自身を取り巻く環境に向き合いながら、さまざまな視点からガラスという素材を捉え、作品を制作している。彼らは制作行為の中で、素材と自身の感情、感覚、信念を重ね合わせ、かたちをつくり上げている。「つくること」に対する終わりのない探究の中で生み出された作品は、新鮮さと力強いエネルギーに満ちている。こうした作品との出会いは、現在を生きることへのエネルギーや、想像を限りなく広げることの喜びを私たちの内に呼び起こす。
【関連イベント】
●学芸員によるギャラリートーク
日時:12月23日(土・祝)、2018年1月6日(土)、1月20日(土)、2月3日(土) 各日14:00~
会場:富山市ガラス美術館 展示室1-3(2・3F)
料金:無料(ただし、入場には本展観覧券が必要)
※事前申込み不要
開催期間 |
2017/11/23(木)~2018/02/04(日) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 9:30~18:00(金・土は20:00まで/いずれも入場は閉館30分前まで) |
休館日 | 第1第3水曜日、12/29~2018/1/3、1/10 |
入場料 | 一般700円/大学生500円/小中高生未就学児無料 |
参加アーティスト | 岩田藤七、各務鑛三、小柴外一、菅澤利雄、益田芳徳、竹内傳治、田嶋悦子、高橋禎彦、生田丹代子、伊藤孚、三嶋りつ惠、井上剛 |
会場 |
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会場電話番号 | 076-461-3100 |
会場URL | http://toyama-glass-art-museum.jp/ |
詳細URL | http://toyama-glass-art-museum.jp/exhibition/exhibition-1601/ |