TOPコレクション イメージを読む 写真の時間

米田知子 《安部公房の眼鏡―『箱男』の原稿を見る》〈Between Visible and Invisible〉より  2013年 東京都写真美術館蔵 米田知子 《安部公房の眼鏡―『箱男』の原稿を見る》〈Between Visible and Invisible〉より 
2013年 東京都写真美術館蔵

TOPコレクションは東京都写真美術館の収蔵作品を紹介する展覧会です。今年のテーマは「イメージを読む」。作品という視覚的なイメージとその読み解き方を考えます。本展は35,000点を超える当館コレクションから選び抜かれた個々の作品や、複数点からなるシリーズ作品が語りかけてくる物語に着目します。作品の背後にある意味やイメージを結びつける関連性を浮き上がらせることで、さらに写真というメディア自体が内包している普遍的な物語に目を向けることで、「イメージを読む」という豊かな鑑賞体験へと観客の皆様を誘います。

「写真の時間」展では、写真が持つ時間性と、それによって呼び起こされる物語的要素に焦点を当ててご紹介するものです。写真とは、一瞬の時間を切り取ったものと捉えられるかもしれません。しかしながら、例えば私たちがある写真を目にする際、そのイメージは記憶の奥深くにまで働きかけ、現在だけでなく、過去や未来、はたまた音や匂いといった視覚以外の感覚をも喚起することもあるでしょう。そのようにして、私たちは写真に時間の流れや物語を感じとるのです。この展覧会では、写真と時間、そしてそこに横たわる物語との関係性を、「制作の時間」、「イメージの時間」、「鑑賞の時間」という3つのキーワードによって探ります。「写真の時間」を、どうぞお楽しみください。

《本文は公式サイト紹介文より抜粋》

開催期間 2019/08/10(土)~2019/11/04(月)
※イベント会期は終了しました
時間 10:00~18:00(木・金は20:00まで、8/15(木)~8/30(金)の木・金は21:00まで/いずれも入館は閉館30分前まで)
休館日 月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は開館し、翌平日休館)
入場料 一般500円/学生400円/中高生・65歳以上250円/小学生以下および都内在住・在学の中学生、障害手帳をお持ちの方とその介護者は無料、10月1日は都内在住の方は無料

8/15(木)~8/30(金)の木・金17:00~21:00はサマーナイトミュージアム割引(学生・中高生無料/一般・65歳以上は団体料金)※各種割引の併用はできません。※ぐるっとパス対象
参加アーティスト 伊藤義彦、川内倫子、佐藤時啓、杉本博司、田口和奈、土田ヒロミ、奈良原一高、畠山直哉、濱谷 浩、緑川洋一、森山大道、米田知子 ほか計34名(予定)
会場
  • 東京都写真美術館
  • 東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
会場電話番号 03-3280-0099
会場URL https://topmuseum.jp/
詳細URL https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-3439.html