鉄工島フェス
住民が1人しかいない、羽田空港目の前の面積たった1.03平方kmの小さな人工島「京浜島」。かつては鉄工所の音や火でにぎわったこの島も、時代の移り変わりと、個々の鉄工所の設備の大きさゆえに廃棄物処理場やリサイクルセンターの集まるエリアになりつつある。NYのSOHOやDUMBO、LONDONのEAST ENDのように工場地帯をアーティストたちのクリエイティビティにより再活性し、世界中から観光客が集まる文化発信都市に変えた事例を参考に、まずは京浜島内の鉄工所の一部をアーティスト制作の場とする「BUCKLE KOBO」プロジェクトが2016年にスタートした。
京浜島のおかれた現況を逆手にとり、この島をもっとおもしろく、音楽やアート、映画、キャンプなどで楽しみながらクリエイティブに変えられないかと、BUCKLE KOBOのチームを中心に周囲の人々や団体を巻き込み、「音楽・アート・映画などさまざまなジャンルのカルチャーがミックスした、複合的なフェスをつくることでクリエイティブな化学反応を起こすための起爆剤となりたい!」との想いから「鉄工島フェス」は企画された。
同フェスでは、根本敬が会田誠のアドバイスのもと、約半年かけて制作した新ゲルニカの披露が計画されているほか、同作の前にステージを組み、石野卓球(DJ)や七尾旅人(LIVE)との夢の共演が決定。ステージは、鉄工所をそのまま利用し、鉄工所の島・京浜島ならではの舞台となる。また、日本の町工場をレーベル化するプロジェクト「INDUSTRIAL JP(インダストリアルJP)」のLIVEも決定。DJ TASAKA、Dorianなどの気鋭のトラックメーカーが町工場の“音”をリミックスし、テクノやエレクトロといったさまざまな“音楽”に昇華する。彼らが目指すのは、工場での音と映像のかっこよさだけでなく、工場の持つ高い技術力を広く発信することだ。
開催期間 |
2017/09/30(土)~2017/10/01(日) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 9/30 11:00~21:30、10/1 11:00~20:00 |
入場料 | 1日券 4,000円、2日券 5,000円 |
参加アーティスト | 根本敬、石野卓球、七尾旅人、INDUSTRIAL JP、KAIRI、沙彩、南出直之(NANDE)、STANG、EVERYDAY HOLIDAY SQUAD、市川平、Yotta、花坊 他 |
会場 |
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会場URL | https://buckle-kobo.tokyo/ |
詳細URL | http://tekkojima.com/ |