下沢敏也展-Re-birth 風化から再生へ-

下沢敏也は、北海道札幌市にて陶芸家の故父・下澤土泡より陶芸を学んだ。その後滋賀県信楽町で研修を行い、北海道に戻り38年間同地で作陶を続けている。しかしながらその活動は北海道に留まらず、東京や関西、韓国、中国、ニューヨークと幅広い地域で発表をしている。また建物に作品を設置するコミッションワークも行っており、2011年には北海道文化奨励賞を受賞した。
下沢の制作テーマは生命の再生を意味する「Re-birth」で、作品のタイトルにもなっている。北海道の原土の鉄分の多い赤土を精製せずに不純物を含んだまま使用し、大きなひび割れや炎の痕跡も荒々しく、土の質感そのものが生かされたダイナミックな作品である。そのかたちは柱形がおもで、最近ではさらに量感が増し、再生の始まりである風化の表情に自然の息吹が強く感じられる迫力のある作品となった。
同展では、高さ140センチの作品や、生の土と焼成した薄い陶板による平面作品など、新作を含んだ5点を展示される。
【関連イベント】
●アーティスト・トーク
日時:3月16日(木) 18:30~19:00
開催期間 |
2017/03/16(木)~2017/04/24(月) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 10:00~18:00 |
休館日 | 水曜日、3/23 |
入場料 | 無料 |
参加アーティスト | 下沢敏也 |
会場 |
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会場URL | http://www1.lixil.co.jp/gallery/ |