ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展

撮影:中川周 撮影:中川周

※安全のための措置を充分に講じたうえ、6月1日より再開し、会期最終日を6月20日から6月24日に延長。また、6月中の月曜日(7日、14日、21日)はお客様の来館分散のため臨時開館します(5月31日付主催者発表)

イギリスを代表するアーティスト、ライアン・ガンダーが東京オペラシティアートギャラリー収蔵品をキュレーションする異色の企画。当初予定していたガンダーの個展は新型コロナウイルス感染症を巡る情勢の急激な悪化、ことにイギリスにおけるロックダウンにより、やむなく開催を延期することとなりました。これに伴いガンダーから「この状況で僕にできることはないだろうか」「収蔵品展のキュレーションはイギリスからできるのでは」と申し出があり、当初上階(4階)で予定していた「ガンダーが選ぶ収蔵品展」を全館で開催することとなりました。

コンセプチュアル・アートの新騎手として国際的に評価の高いガンダーは、日常生活のあれこれや、社会の仕組みなど、私たちが気に留めることすら忘れている物事をあらたな視点で観察し、解釈し、表現することについての第一人者といえます。東京オペラシティアートギャラリーの収蔵品に向けられたなら、私たちにとって新しい鑑賞体験になることでしょう。

展覧会は3階、4階それぞれにテーマを設け、ふたつの企画として行います。4階の「色を想像する」では、東京オペラシティアートギャラリー収蔵品が故寺田小太郎氏のプライベート・アイ・コレクションであるという特徴を踏まえた上で、サロン形式でびっしりと作品が並んでいます。3階の「ストーリーはいつも不完全……」では展覧会の常識をくつがえす「うす明かりの展示室内を懐中電灯で照らしながら作品を鑑賞する」という試みを行います。

「見る、そして想像する」ことをこれ以上なく意識させるライアン・ガンダーならではの展覧会。困難な状況でも冷静に考え、発想の転換でよりよいものにしようとするガンダーの姿勢は、私たちの作品鑑賞そして日常生活に新しい視点をもたらしてくれるでしょう。

《本文は公式サイト紹介文より抜粋/一部編集》

開催期間 2021/04/17(土)~2021/06/24(木)
※イベント会期は終了しました
時間 11:00~19:00(入場は閉館30分前まで)
休館日 会期中無休
入場料 一般1,000円/大学・高校生600円/中学生以下無料
参加アーティスト ライアン・ガンダー
会場
  • 東京オペラシティ アートギャラリー
  • 3F ギャラリー1・2、4F ギャラリー3・4
  • 東京都新宿区西新宿3-20-2
お問い合わせ 050-5541-8600(ハローダイヤル)
会場URL https://www.operacity.jp/ag/
詳細URL https://www.operacity.jp/ag/exh239/