世界に先駆けたテクノロジーを駆使した表現で、メディアアートや広告、エンターテイメント、建築、デザインなどの領域を横断しながら、常に新たなクリエーションを開拓してきたRhizomatiksの創立10周年を記念した展覧会「Rhizomatiks 10」が、スパイラルガーデンで開催される。

「Rhizome（根茎・地下茎）」という多様構造の考え方に共感し、2006年に誕生したライゾマティクスは今、ハードウェア・ソフトウェアのエンジニアやデザイナー、プランナーなど、多分野のスペシャリストが在籍し、広範な表現を実現させる世界有数の“フルスタック”集団として各方面から注目されている。

2016年より、表現の追求と研究開発を基軸としエンターテイメント分野をも切り拓く「Research」、新たな建築の概念を提示する「Architecture」、デジタル領域の新たなソリューションを展開する「Design」の三部門に分かれ、クリエーションの根を広く、そして深く伸ばし、その活動は拡張し続けている。

同展は創立10周年を記念し、これまでの軌跡をたどり、これからを展望する試みとして、ライゾマティクスの多様性に満ちた活動を俯瞰し紹介される、初の機会となる。