Re:DISCOVER vol.1「INHERENT:PATTERN BY 秋山かおり」

INHERENT:PATTERN URUSHIコレクション INHERENT:PATTERN URUSHIコレクション

京都の株式会社若林佛具製作所にて、京都の伝統工芸「京仏壇・京仏具」の技術から生まれた作品を紹介するイベント「Re:DISCOVER」を3月7日まで開催します。

若林佛具製作所は、「工芸の技術を育て、高め、次の世代へ継承する」という考え方の元、職人技術を他のジャンルへの応用に取り組んでいます。京仏壇・京仏具は、「工芸の総合芸術」とも言われるよう、に木工・漆工・金工など幅広い職種で成り立つことから、様々な製品を作ることが可能です。この特性を生かすため、近年クリエイターや日本各地の工芸産地の協働に積極的に取り組んできました。職人技術を生かす機会を増やし、新しい表現に挑戦することで技術を高めることに繋げていきたいと考えています。

このような取り組みから生まれたプロダクトを紹介する機会を設けたいという想いで「Re:DISCOVER」を不定期で開催することとなりました。クリエイターや他の工芸産地との協働で見つけた工芸の新しい一面を、現代の暮らしにも馴染むアイテムとして提案していきます。

第一弾となる本展では、プロダクトデザイナー・秋山かおり氏が展開する「INHERENT:PATTERN(インヒレント:パターン)」を紹介。若林佛具製作所が製作を担当した新作の「URUSHI」コレクションを関西エリアで初お披露目します。

色や素材の持つ力を効果的に活用するクリエイションを生み出す秋山かおり氏。同氏の手掛ける「INHERENT:PATTERN」は、「木は生きている素材」というメッセージを表現したプロダクトブランドです。同氏は2020年に京都の職人工房を訪れた際に、漆が年月の経過とともにゆるやかに硬化が進む「生きている素材」という木との共通点を再認識したことから着目。コンテンポラリージュエリーライン「DD:WW」の金属パーツの代わりに漆を使用することで、強度を保ちながらもジュエリーに求められる軽やかさを実現しました。

“INHERENT(=固有の) PATTERN(=パターン)”が意味する、それぞれの木材が持つ一つ一つ異なる美しい表情と、手仕事が生み出す工芸の魅力とともにお楽しみください。

《本文は公式サイト紹介文より抜粋/一部編集》

開催期間 2021/02/05(金)~2021/03/07(日)
※イベント会期は終了しました
時間 9:00~18:00
休館日 会期中無休
入場料 無料
参加アーティスト 秋山かおり
会場
  • 若林佛具製作所 京都本店
  • 京都市下京区七条通新町東入
会場電話番号 075-371-3131
会場URL https://www.wakabayashi.co.jp/
詳細URL https://www.wakabayashi.co.jp/information/210201-1/