ピクチャレスク陶芸

アートを楽しむやきもの ―「民藝」から現代まで

展覧会ポスター画像 展覧会ポスター画像

東京のパナソニック汐留美術館にて、「ピクチャレスク陶芸 アートを楽しむやきもの ―『民藝』から現代まで」が2025年9月15日まで開催されています。

—以下、公式サイトの紹介文を抜粋—

パナソニック汐留美術館は、近現代の陶芸をテーマとした企画展を継続して開催しています。本展覧会では、陶芸と絵画的表現の交差に焦点を当て、アートとしての魅力を探ります。

多くの場合、陶芸作品は豊かな色調や質感で構成されています。釉薬や顔料を重ねることで表れる光沢や発色は、やきもの特有の物質的な美しさといえるでしょう。一方で、筆致や彩色、主題の選択に着目すると、油彩や素描など異分野の表現との響き合いを見いだすこともできます。ここでは、各々の作品の色やかたちやモチーフから、時にジャンルを横断して創作に挑む作者の思考や芸術観をつむぎ出すことを試みます。

タイトルにある「ピクチャレスク」とは、「絵画的な」「絵画のように美しい」といった意味を表す美術用語です。18世紀イギリスでは庭園や景観の美を示す言葉として用いられ、建築や造形の分野において、新時代の美意識を導いた概念ともされています。そうした言葉の拡がりに重ね合わせ、本展覧会では、絵付けされた陶器にとどまらず、平面と立体がダイナミックに融合した形態や、メディアを越境して表現を更新していくような造形のあり方にも注目します。

個人作家による創作陶芸の礎を築いたとされる富本憲吉やバーナード・リーチ、民藝運動を推進したことでも知られる河井寬次郎や濱田庄司に始まり、伝統的な技術を革新した陶芸家、前衛陶芸の旗手、茶陶の名手、イギリスやデンマークの作家、1960年代から80年代生まれのアーティストまで、約50名の作家が並びます。総計約120作品による新たな共演をお楽しみください。

【関連イベント】
●学芸員によるスライドトーク
日時:7月19日(土)、8月23日(土)、9月6日(土) 各日15:00~16:00
定員:先着50名(予約不要)
聴講費:無料(ただし本展の観覧券が必要)
会場:パナソニック東京汐留ビル 5Fホール

●コラボレーション企画
会場:お茶の文化創造博物館・お~いお茶ミュージアム(旧新橋停車場内)

イベント①「自分で作ろう!ピクチャレスクペットボトル創作体験」
日時:7月12日(土)、7月19日(土)、7月24日(木)、7月25日(金)、7月27日(日)、7月31日(木)、8月1日(金)、8月2日(土)、8月3日(日)、8月5日(火)、8月9日(土) 各日(1)10:15(2)13:15(3)15:15
※7/19・8/2・8/5は(1)のみ、7/24・7/31・8/3は(3)のみ、8/1は(2)(3)のみ
所要時間:各回75分
定員:各回20名(要予約)
参加費:300円

イベント②「お好みの急須きゅうすで楽しむ!お茶いれ体験」
日時:
お茶いれ体験+「ピクチャレスク陶芸」展解説付き:7月24日(木)、8月3日(日) 10:30
お茶いれ体験のみ:7月13日(日)、7月31日(木)、8月19日(火)、8月29日(金) 各日10:30/9月6日(土) 13:30/9月15日(月・祝) 14:30
所要時間:展覧会解説付き100分、お茶いれ体験のみ60分
定員:各回12名(要予約)
参加費:1,500円
※「ピクチャレスク陶芸」展解説付きの場合、別途入館料が必要

開催期間 2025/07/12(土)~2025/09/15(月)
時間 10:00~18:00(8/1、8/29、9/12、9/13は20:00まで/入館は閉館30分前まで)
休館日 水曜日(9/10は開館)、8/12~8/15
入場料 一般1,200円/65歳以上1,100円/大学生・高校生700円/中学生以下および障がい者手帳をご提示の方と付添者1名まで無料(土・日・祝は日時指定予約)
会場
  • パナソニック汐留美術館
  • 東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4F
お問い合わせ 050-5541-8600(ハローダイヤル)
会場URL https://panasonic.co.jp/ew/museum/
詳細URL https://panasonic.co.jp/ew/museum/exhibition/25/250712/