東京・末広町にあるPARK GALLERYにて、アートディレクター・グラフィックデザイナー、Aroe inc.として、また、やけのはら、P-RUFF、H.TAKAHASHIからなるアンビエントユニット「UNKNOWN ME」のメンバーとして活動する大澤悠大による個展、「Full Colored People」が開催される。

本展では、人種や身分、性などあらゆる差別への問題意識を起点（基点）に、人間本来が持っているエネルギー・美しさがグラフィックによって表現されていく。

――差別という行為は、言うまでもなくとても醜いものです。アメリカでは『White People』『Colored People』に区分けされ、人間が人種によって差別された歴史があります。差別は人種だけでなく、身分、性別、性的少数者などに対しても行われます。

本プロジェクトは人間のエネルギーを可視化するものです。私は、人間の持っているエネルギーはとても強くて綺麗だと思います。人間は『White People』『Colored People』など、表面的・身体的な特徴によって差別されるべきではなく、それぞれ色とりどりのオーラを内包している美しい存在としてお互いに尊敬すべきだと考えています。

本プロジェクトがさまざまな差別問題に対しての、美しい答えになることを願います（大澤悠大）