
本展では、大阪万博のレガシー(遺産)として、パビリオン建築を取り上げる。
重く巨大な構造物から、軽く小さな動くものへと建築のあり方の転換を予測させた大阪万博。パビリオン建設は、実験劇場さながらの創意工夫が重ねられることになった。エアードームや、吊構造、巨大なデコレーションツリー。パビリオンは、万博会期終了後には取り壊されることが前提となっており、「つくること、こわすこと。」を同時に計画していた。それは、矛盾と現実との戦いだ。
万博公園内に現存する施設は、太陽の塔、鉄鋼館、日本民芸館だが、奇抜なデザイン、ディスプレイされたパビリオンは人々の記憶に強く印象付けられている。構想段階の設計図や模型写真、建設現場記録など、大阪万博会期の前・後のプロセスを、これまで公開される機会の少なかった資料を中心に紹介する。
仮装する建築。今なお、語り継がれるパビリオンが遺したものは、何なのか。「建築の記憶」として、現存しないパビリオンから引き継がれているものを確認する展覧会だ。
【関連イベント】
●プレイベント シンポジウム「建築の記憶-大阪万博の建築」
日時:2月25日(土) 14:00~16:00(開場13:30~)
登壇:橋爪紳也、大林剛郎、隈研吾、竹山聖
会場:東京国立近代美術館講堂
定員:100名
参加費:無料
※要事前申込(先着順)
※お申込方法の詳細は公式ホームページをご覧ください
開催期間 |
2017/03/25(土)~2017/07/04(火) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 水曜日(祝日の場合は翌日の木曜日が休館。ただし、4/1からゴールデンウィークまでは無休) |
入場料 | 一般400円/中学生以下無料(別途自然文化園入園料が必要。ただし、常設展入場券200円を同時購入の場合、100円引き) |
会場 |
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お問い合わせ | 06-6877-0363 |
会場URL | http://www.bmkkc.or.jp/expo70pavilion/ |
詳細URL | http://www.bmkkc.or.jp/expo70pavilion/publics/index/17/ |