隈研吾流オノマトペで見る建築 姫路編

「コツコツ」 北京 前門 ©隈研吾建築都市設計事務所 「コツコツ」 北京 前門 ©隈研吾建築都市設計事務所

兵庫の姫路市立美術館にて、「隈研吾流オノマトペで見る建築 姫路編」が2024年11月17日まで開催しています。

—以下、公式サイトの紹介文を抜粋—

「姫路の三大建築美の真髄と可能性 姫路城、圓教寺そして美術館」

これは、本展の根幹をなすテーマです。このテーマを元に、東京オリンピックの新国立競技場の設計者であり、今や世界中を飛び回って活躍する建築家・隈研吾が出したコンセプトは、姫路城は「ツンツン」、圓教寺は「パラパラ」、美術館は「コツコツ」というオノマトペによるものでした。この「オノマトペ」は、およそ建築とはかけ離れた言葉のように感じますが、日本文化の中で使われてきた、ある種固有の言葉であり、物事を感覚的に、しかし共感をもって理解し受け止めることのできる表現であるといえます。

隈は、このオノマトペを自身の事務所でのやりとりで頻繁に使うといいます。それは、建築を塊ではなく粒子として、そして、柔らかい周囲との関係性の中で捉えようとする、これまで隈が自身の建築論の中で試みてきた要素が詰まっているからではないでしょうか。

本展では、姫路城、圓教寺、美術館を、オノマトペで表現し紹介することで、それらの建築をヒューマンスケールで捉え直し、また、そこから連想する隈自身の建築作品を、模型や写真を通して紹介します。また、本展は、圓教寺での《くぎくも》の展示や「はづき茶屋プロジェクト」、12月7日より開催のコレクションミーツ展ともつながりつつ、さらに、建築マップの作成やツアーの実施によって街と人と有機的なつながりを持ちながら展開します。

【関連イベント】
●オノマトペでめぐる建築 姫路城
日時:10月19日(土) 13:30~16:30
場所:姫路市立美術館企画展示室、姫路城
講師:福田剛史(姫路市教育委員会事務局文化財課)
定員:15名程度(応募多数の場合は抽選)
※本展入場券及び姫路城入城券が必要、要申込

●ミュージアム建築ツアー
日時:10月26日(土) 13:00~17:00
場所:兵庫県立歴史博物館、姫路文学館、姫路市立美術館
講師:姫路市立美術館学芸員
定員:20名程度(応募多数の場合は抽選)
※兵庫県立歴史博物館特別展入場券が必要、要申込

●文化財を支える現場を見るツアー ― 瓦の工場見学
日時:11月2日(土) 13:30~17:00
場所:姫路市立美術館(集合)、光洋製瓦株式会社
講師:笹田奈都子(光洋製瓦株式会社代表取締役)
定員:15名程度(応募多数の場合は抽選)
※本展入場券が必要、要申込

開催期間 2024/09/21(土)~2024/11/17(日)
時間 10:00~17:00(入場は閉場30分前まで)
休館日 月曜日(10/14、11/4は開館)、10/15、11/5
入場料 一般1,400円/大学・高校生800円/中学・小学生400円
参加アーティスト 隈研吾
会場
  • 姫路市立美術館
  • 企画展示室
  • 兵庫県姫路市本町68-25
会場電話番号 079-222-2288
会場URL https://www.city.himeji.lg.jp/art/
詳細URL https://www.city.himeji.lg.jp/art/0000028298.html