「和食」は、ユネスコ無形文化遺産登録5周年を迎え、さらに世界からも関心を集めている。この和食文化は江戸時代に大きく花開き、北斎が活躍した時代に大きな進歩をとげる。

江戸時代には、農業や漁業、経済が発展し、成熟した社会は人々に食を楽しむという余裕をもたらした。さまざまな工夫をこらした料理書や高級料理屋が登場し、食という営みは文化として磨かれていった。

浮世絵に描かれた人々からは、ファストフードにスイーツや高級グルメまで、食を楽しむ様子がうかがえる。さらに、季節を楽しむ日本ならではの食とのつきあいも見て取ることができる。

本展では、浮世絵だけでなく、江戸時代の料理を再現したレプリカや当時のレシピ本などもまじえ、現在の食文化のルーツである江戸時代の食の在り方を紹介する。大江戸グルメを心ゆくまでご堪能いただきたい。

【会期】
前期：11月20日（火）～12月16日（日）
後期：12月18日（火）～2019年1月20日（日）

【関連イベント】
●スライドトーク
「大江戸グルメと北斎展のみどころ」
日時：11月24日（土）、2019年1月5日　各日14:00～14:30（開場13:30）
会場：MARUGEN100（講座室）
定員：60名
料金：無料（ただし、観覧券または年間パスポートが必要）

●講演会
「江戸の食文化とその魅力」
日時：12月1日（土）　14:00～15:30（開場13:30）
会場：MARUGEN100（講座室）
講師：江原絢子（東京家政学院大学名誉教授）
定員：60名
料金：無料（ただし、観覧券または年間パスポートが必要）

●イベント
「体験！江戸の食」
日時：12月22日（土）　14:00～16:00（開場13:30）
会場：MARUGEN100（講座室）
講師：EAT& ART TARO（現代アーティスト）
定員：30名
料金：無料（ただし、観覧券または年間パスポートが必要）
※事前申込み制