陶芸家・二階堂明弘の器展「二階堂明弘 作陶展　Spring is here」が、IDÉE SHOP 東京ミッドタウン店で開催される。

長年作陶を続けてきた益子から2015年に千葉へ拠点を移し、現在は目の前に田んぼの広がる小さな工房の小さな窯から、あふれんばかりに器を生み出す二階堂。その勢力的な活動は国内にとどまらず、ニューヨークやパリ、ロンドン、台湾など海外へと広がっている。

二階堂の器には奇をてらうようなところはない。薄造りが持ち味の器は繊細な美しさなのに、土であり道具であるといった“人の営みの原点”を私たちに思い出させる。そんな大らかさを持つ器は、和と洋、どちらのスタイルのテーブルにも馴染む佇まいをしている。

今回イデーでは、二階堂が自身の一番のスタンダードという黒色の器を中心に、約300ほどの大小さまざまな食器と花器を展開する。一旦人形を動かしはじめるとそれに命を与え、自身は影に徹する黒子のように、食材を盛った瞬間から存在をなくし、食材を引き立てる役を目指す、そんなコンセプトを持つ黒色の器である。

【関連イベント】
●オープニングレセプション「華道家・平間磨理夫、書家・根本知によるライブパフォーマンス」
日時：3月18日（土）　18:00～
※入場自由

●華道家・平間磨理夫による、花いけワークショップ
日時：3月22日（水）　18:00～20:30
参加費：6,500円（税込）＋花代（1ドリンク付）