中沢研展

四角 2018 Steel 四角 2018 Steel

中沢研は1970年東京生まれ。多摩美術大学大学院美術研究家絵画専攻を修了。おもな展覧会に「MOT アニュアル 1999 ひそやかなラディカリズム」(東京都現代美術館)、「横浜トリエンナーレ 2001」(パシフィコ横浜)などがある。針金やテグスなど視覚的ボリュームが希薄な素材を用い、展示空間に呼応したインスタレーションを制作する作家として国内外で高い評価を得ている。

本展では、「四角」と題された新作インスタレーションを発表する。「柵」のイメージから着想を得たという同作は、直径3mmの鉄材のみという最小限の素材で構成されている。床と平行に200×40cmの長方形の枠が上下2段あり、それを支えるようにして高さ65cmほどの鉄棒約20本を垂直に溶接したものがオブジェの基本の形となっている。これとほぼ同型のオブジェが計21体、ゆるやかに列をなして空間に配置されており、少し離れたところから作品を眺めると、個々のオブジェが互いに関連しながら全体を形づくり、線で描かれた一つの絵画のようにも見える。中沢が提示する新たな世界をぜひご覧いただきたい。

開催期間 2018/09/11(火)~2018/11/24(土)
※イベント会期は終了しました
時間 11:00~19:00
休館日 日曜日、月曜日、祝日
入場料 無料
参加アーティスト 中沢研
会場
  • アンドーギャラリー
  • 東京都江東区平野3-3-6
会場電話番号 03-5620-2165
会場URL http://www.andogallery.co.jp