天才少女・北島マヤと宿命のライバル・姫川亜弓が、演劇界の幻の名作「紅天女」の主役の座をめぐって競い合う漫画「ガラスの仮面」は、2016年に連載開始40周年を迎えた。漫画家・美内すずえによる同作は未だに完結しておらず、演劇漫画の金字塔として不動の人気を誇り、世代を超えて愛されている。刊行された単行本は49巻、累計発行部数は国内で5,000万部を超え、50巻の発売が待ち望まれている。

同展は、「ガラスの仮面」初の本格的な原画展だ。貴重なモノクロ原稿、カラー原画を中心に、掲載誌、書籍、舞台の資料など総点数400点以上の展示を通し、「ガラスの仮面」の魅力があらためて紹介される。

さらに、同展のための特別描き下ろし原画も公開。また、美内すずえが2017年にデビュー50周年を迎えることを記念し、デビュー作「山の月と子だぬきと」を含む、これまでの作品を振り返るコーナーも設置される。会場内には「紅天女」のキャスト投票所や、“なりきり”フォトスポットが設置され、グッズコーナーでは漫画原画をモチーフにした展覧会オリジナルグッズを含む200点以上が販売予定だ。