高橋恭司「LOST 遺失」

高橋恭司「LOST 遺失」

吉祥寺にあるギャラリーamalaでは、90年代より広告や海外雑誌『Purple』などで時代の本質を鋭く捉えた美しい質感のある写真を発表し、今日の写真家に多大な影響を与えている写真家高橋恭司の「LOST 遺失」展を開催します。

本展のコンセプトについて高橋は、「写真的であるとは、断片的であるということです。私は時間がリニア(直線的)につながっているとは思ってません。あるところで途切れたり、別の部分でつながったり、混線したり。複数になったりしているのかもしれない。もしかしたら、過去も変化している可能性がある。普段、写真を撮るときに共通のテーマはなく、同一のアティテュードであるかということも疑問がある。セレクトしていて見えてくる共通性や違和感、コントロールの外に向かう時、可能性があるのではないだろうか。最近の自分の写真を見て、『LOST』という言葉が思いついた」と語ります。

本展では、日本やドイツで撮影された、どこかへ向かう男女、見つめ合う恋人のような二人、スロットの広告や喫茶店のモーニングなどの飲食物・食器など日常にあふれるものを撮っている一方で、鳥の死骸や墓跡、マリア像や異国の神々の像などの写真作品約20点を展示。コミニケーションをはじめ、さまざまなものが時系列に激しく変化していく現代において、異なる複数の時間と空間が交差する本展をぜひご覧ください。

《本文は公式サイト紹介文より抜粋/一部編集》

開催期間 2019/09/14(土)~2019/10/26(土)
※イベント会期は終了しました
時間 14:00~19:00
休館日 平日
入場料 無料
参加アーティスト 高橋恭司
会場
  • amala
  • 東京都 武蔵野市吉祥寺本町1-36-8 小倉ビルB
会場URL https://www.amalaworld.com/