
高知県梼原町は、町面積の91%を森林が占め、標高1,485mの雄大な四国カルストに抱かれた自然豊かな山間の小さな町だ。高知県梼原町と隈研吾の関わりは30年以上前にさかのぼり、隈がはじめての木造建築として「雲の上のホテル」を設計したことからはじまる。その後、「梼原町総合庁舎」、「まちの駅『ゆすはら』」などを設計し、その内装にロギール・アウテンボーガルト制作の和紙が使われた。
本展では、アウテンボーガルトの制作する和紙を使い、隈がインスタレーションをおこなう。複数種類の土佐和紙を繋いでギャラリー全体を覆い、洞窟のような空間を生み出し、職人の技術が駆使された柔らかくも力強い素材の奥深さが体験できる。また、アウテンボーガルトのオブジェ作品や土佐和紙の紙見本、紙漉き道具や楮、三椏、雁皮などの植物素材も展示される予定だ。
ユネスコの世界無形文化遺産にも登録された紙漉き技術による和紙だが、同展では内外の視点をあわせ持つアウテンボーガルトの作品を通して、改めてその魅力を探る。
【関連イベント】
●ワークショップ 土佐和紙づくり
講師:ロギール・アウテンボーガルト(和紙職人)
日時:7月19日(水) 14:00~16:00
参加費:3,500円(材料費・指導費込)
定員:12名
会場:LIXIL:GINZA 1F
※要申込み
開催期間 |
2017/07/06(木)~2017/09/26(火) ※イベント会期は終了しました
|
---|---|
時間 | 10:00~18:00 |
休館日 | 水曜日、8/11~8/16、8/27 |
入場料 | 無料 |
参加アーティスト | ロギール・アウテンボーガルト、隈研吾 |
会場 |
|
会場URL | http://www1.lixil.co.jp/gallery/ |
詳細URL | http://www1.lixil.co.jp/gallery/contemporary/detail/d_003807.html |