生誕100年 石元泰博写真展 伝統と近代

《東京都新都庁舎計画(磯崎新)》ゼラチン・シルバー・プリント 1991年頃 高知県立美術館蔵/©高知県,石元泰博フォトセンター 《東京都新都庁舎計画(磯崎新)》ゼラチン・シルバー・プリント 1991年頃
高知県立美術館蔵/©高知県,石元泰博フォトセンター

写真家・石元泰博の生誕100年を祝し、10月10日(土)より12月20日(日)まで「生誕100年 石元泰博写真展 伝統と近代」を開催いたします。

アメリカに生まれ、シカゴのインスティテュート・オブ・デザイン(通称ニュー・バウハウス)に学んだ写真家・石元泰博(1921-2012)は、対象の構造的、空間的特性を鋭く捉えた作品によって、写真界はもとより、広く建築、デザイン、美術にわたる戦後日本の芸術界に大きなインパクトを与えました。バウハウスの流れを汲む近代的な視点から日本の伝統建築を撮影した桂離宮シリーズ、丹下健三、磯崎新、内藤廣ら同時代の建築家の作品を撮った作品、そしてライフワークとなったシカゴと東京の人と街を捉えた作品など、その成果は内外で高く評価されています。対象の本質と写真の可能性へのあくなき探究心、そして緻密な暗室作業による厳格なプリントの美学は、デジタルが一般化した今日において一層の輝きを放っています。

2021年は石元泰博の生誕100年にあたります。この記念すべき年に向け、石元の足跡を過去最大規模で回顧する展覧会シリーズを当館と東京都写真美術館、高知県立美術館との共同で開催いたします。本展は「伝統と近代」を切り口として、作家活動の前半に軸足を置き、多様な被写体を貫く石元の眼差しに注目します。なお東京都写真美術館では、「生命体としての都市」をテーマに独自の都市観にフォーカスし、中盤から晩年に至る作品を選りすぐります。2つの展覧会を通して、より多角的な視点から石元の活動の全貌が明らかとなるでしょう。高知県立美術館では来年1-3月に集大成となる展示を行います。

《本文は公式サイト紹介文より抜粋》

開催期間 2020/10/10(土)~2020/12/20(日)
※イベント会期は終了しました
時間 11:00~19:00(入場は閉館30分前まで)
休館日 月曜日(ただし、祝日の場合は翌平日)
入場料 一般1,200円/大・高生800円/中学生以下無料 ※日時指定予約制
参加アーティスト 石元泰博
会場
  • 東京オペラシティ アートギャラリー
  • 東京都新宿区西新宿3-20-2
お問い合わせ 050-5541-8600(ハローダイヤル)
会場URL https://www.operacity.jp/ag/
詳細URL https://www.operacity.jp/ag/exh234/