イサム・ノグチと岡本太郎-越境者たちの日本-

イサム・ノグチと岡本太郎は1950年、日本アヴァンギャルド美術家クラブの主催により、東中野のレストラン「モナミ」で開催されたイサム・ノグチの歓迎会において初めて出会った。
日米の間で自己のアイデンティティに関する葛藤と向き合い引き裂かれながらも、彫刻家として世界的に活躍したイサム・ノグチと、青年期の10年間をパリで活躍しながらも大戦のために日本に戻り引き裂かれ、日本の芸術界を異邦人としての眼で見ることができた岡本太郎は、それぞれに欧米で芸術家として活躍し始め、越境者として日本文化を見つめ、新たな表現活動を展開した。同世代の2人の個性的な芸術家が日本の美術に触発されて制作した作品は、共に戦後の芸術界に大きな影響を及ぼした。
本展は、イサム・ノグチと岡本太郎という個性の異なる2人の越境者の作品を通して、「日本」あるいは「日本美」とは何かについて再確認するための機会として開催される。
【関連イベント】
●記念講演会「萬來舎とノグチ・ルーム」
日時:11月4日(日) 14:00~
講師:渡部葉子(慶應義塾大学アート・センター 教授)
会場:川崎市岡本太郎美術館 ガイダンスホール
定員:70名
料金:無料
●記念講演会「イサム・ノグチとパリ・ユネスコ庭園」(仮題)
日時:11月25日(日) 14:00~
講師:グラジナ・スベリテェ(ヴェネツィア・ペギー・グッゲンハイム・コレクション美術館 学芸員)
会場:川崎市岡本太郎美術館 ガイダンスホール
定員:70名
料金:無料
開催期間 |
2018/10/06(土)~2019/01/14(月) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 9:30~17:00(入館は閉館30分前まで) |
休館日 | 月曜日(10/8、12/24、2019年1/14を除く)、10/10、12/25、12/29~2019年1/3 |
入場料 | 一般1,000円/高校・大学生・65歳以上800円/中学生以下は無料 |
参加アーティスト | イサム・ノグチ、岡本太郎 |
会場 |
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会場電話番号 | 044-900-9898 |
会場URL | http://www.taromuseum.jp/ |
詳細URL | http://www.taromuseum.jp/exhibition/current.html#isamu |