東京・六本木にある小山登美夫ギャラリーが、NOHARAでの『日高理恵子作品集1979ー2017』刊行を記念し、「日高理恵子『見ること－作品集1979-2017より』」を森岡書店と同時開催する。

日高理恵子は、30年以上一貫して樹を見上げて、樹と空と自身との間にある測り知れない空間を見、感じ、描き、独自の絵画空間をつくり上げてきた。今までに国内外で数多くの個展を開催しているが、2017年ヴァンジ彫刻庭園美術館で開催された「日高理恵子　空と樹と」は、展覧会とあわせ刊行された『日高理恵子作品集1979ー2017』と共に大きな反響を呼んだ。

本展では、作品集に収録の約100点の中から、日高が絵画、ドローイング、版画作品を選び、それぞれの空間に再構成する。小山登美夫ギャラリーでは、1980年代前半の初期作品、2017年の「空と距離」シリーズ最新作などが展示される。

現在の日高作品の原点となった大学の卒業制作「樹」から30年以上、描く対象も画材も一貫しているが、日高の樹や空に対する姿勢や感覚は常に変化をし続けている。この貴重な機会にぜひご覧いただきたい。

【同時開催】
場所：森岡書店
日時：2018年9月25日（火）～30日（日）　13:00～20:00　会期中無休