ジャンルレス工芸展

近年、新しい文脈で工芸が評価されています。近代に入り西洋美術の概念が導入され、絵画や彫刻と異なるとみなされた表現が工芸と命名され分離されてから、その分野の作家たちは工芸について自問自答しながら新しい表現を目指して制作を続けてきました。
並行して評論家も工芸の在り方について研究を重ねてきましたが、交通網やインターネットの普及により、これまでの美術や工芸の概念が揺らぎ始めています。実際、最近では美術や工芸といったジャンルにこだわらずに、工芸素材と技術を用いて自身の表現を追求するという姿勢の作家が増えてきました。そして時を同じくして、専門外の評論家が注目し紹介することで、工芸作品の露出が高まっていきました。
本展は、東京国立近代美術館が所蔵する国内外の優れた工芸・デザイン作品を中心に、あえて工芸と括らずに新しい視点でご紹介する展覧会です。器からオブジェまで形状はさまざまですが、鑑賞者はジャンルを気にすることなく、工芸素材とそれを活かす卓越した技術を用いた幅広い表現に触れることができるでしょう。
《本文は公式サイト紹介文より抜粋》
【関連イベント】
●トークイベント
場所:国立工芸館 多目的室
定員:40名(要予約、先着順)
参加費:無料
(1)「工芸ってなに?」
日時:9月17日(土) 13:30~15:00
登壇者:青木千絵(漆彫刻家)、牟田陽日(陶芸家)
聞き手:岩井美恵子(国立工芸館 工芸課長、本展企画者)
主催:国立工芸館
(2)「工芸作品を作ること」
日時:11月5日(土) 13:30~15:00
登壇者:池田晃将(漆芸家)、見附正康(陶芸家)
聞き手:岩井美恵子(国立工芸館 工芸課長、本展企画者)
主催:兼六園周辺文化の森等活性化推進実行委員会
開催期間 |
2022/09/16(金)~2022/12/04(日) ※イベント会期は終了しました
|
---|---|
時間 | 9:30~17:30(入館は閉館30分前まで) |
休館日 | 月曜日(9/19、10/10は開館)、9/20、10/11 |
入場料 | 一般300円/大学生150円 |
会場 |
|
お問い合わせ | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
会場URL | https://www.momat.go.jp/cg/ |
詳細URL | https://www.momat.go.jp/cg/exhibition/genreless-kogei/#section1-1 |