GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?

《愛のアラベスク》2012 年 作家蔵 《愛のアラベスク》2012 年 作家蔵

横尾忠則(1936年生まれ)は、1960年代初頭よりグラフィック・デザイナーとして活動を開始し、日本の土俗的なモティーフとポップ・アート的な感覚とを融合させた独自の表現で注目されました。

1980年代には「デザイナー」から「画家・芸術家」へと活動領域を移し、斬新なテーマと表現による作品を次々と発表して、国内外で現代美術家としても高く評価されています。

横尾の作品には、自伝的なエピソードや記憶を主題としたもの、自己言及的なものが少なくありません。自己の芸術についての「語り」は、横尾の芸術の重要な要素です。この意味において、最近の作品に現れる「原郷」という概念は、特に重要です。画家が繰り返し立ち戻り、様々なイメージや記憶の連関を見出している、鬱蒼とした森のような領域。この「原郷」こそが、変幻自在でいつも新鮮な驚きをもたらしてくれる、その独特なイメージの原郷なのです。

東海地方の美術館で開催される、初めての大規模な個展となる本展は、絵画を中心にグラフィック作品を加えた豊富な出品作品によって、横尾の生涯の展開をたどりながら、その芸術の全貌を明らかにするものです。

《本文は公式サイト紹介文より抜粋》

開催期間 2021/01/15(金)~2021/04/11(日)
※イベント会期は終了しました
時間 10:00~18:00(金曜日は20:00まで/入館は閉館30分前まで)
休館日 月曜日
入場料 一般1,500円/高校・大学生1,200円/中学生以下無料
参加アーティスト 横尾忠則
会場
  • 愛知県美術館
  • 愛知県名古屋市東区東桜1-13-2 愛知芸術文化センター 10F
会場電話番号 052-971-5511
会場URL https://www-art.aac.pref.aichi.jp/
詳細URL https://genkyo-tadanoriyokoo.exhibit.jp/