時という視点で世界を見つめる展覧会。

太陽が地平よりのぼり、空に弧を描いて高みに達し、また地平へと沈んでいく――すると世界は暗くなり、月と星が輝きだす。はるか昔から絶えることなく繰り返されてきたそのリズムを、私たちは「1日」と呼ぶ。「1日」は、この星が誕生してから、いったい幾日めぐってきたことだろう。

本展では、この星が生み出す律動と、そこに生きる命が描き出すさまざまな律動をたどりながら、時間という形のない存在をさまざまな切り口で展示する。

世界各地の「1日」をとらえた映像に身をゆだねたり、世界中の「1年」の自然や人の営みを一望できる巨大な構造物の中に佇むことで、「時間」を別な角度から眺めることができる。展示物はほかに、世界の日時計や暦、時と人間のあゆみを太古から描いた絵画作品など約100点。

もしこの世界の始まりが「時」の始まりだとしたら、新たな「時」のとらえ方が、新たな世界のとらえ方を生むかもしれない。

【関連イベント】
●上映会「めぐる季節、約束の物語」
日時：3月12日（土）14:00〜17:00
会場：セミナールーム
定員：50名
参加費：無料
申込方法：当日直接会場にて

●おはなし会「世界のはじまり、時のはじまり」
日時：3月19日（土）13:30〜15:00
会場：展覧会会場内
出演：世田谷おはなしネットワーク
対象：小学校高学年〜大人
定員：20名程度
参加費：無料
申込方法：当日直接会場にて

●ワークショップ「日時計をつくろう」
日時：3月20日（日・祝）10:00〜12:30
会場：セミナールームほか
講師：小野行雄（日時計作家）
対象：小学校高学年〜大人
定員：抽選20名
参加費：1,000円
申込方法：郵送または申し込みフォームより（詳細は公式サイトを参照）

※来場時に「JDNを見た」 とおっしゃって頂いた先着30名様には、本展オリジナルA2ポスターをプレゼント！（非売品のポスターです。なくなり次第終了します）