みえないものとの対話: Dialogue with Something Invisible

みえないものとの対話: Dialogue with Something Invisible

気鋭の若手作家を取り上げて紹介する企画展「みえないものとの対話: Dialogue with Something Invisible」が、三菱地所アルティアムで開催される。

本展で取り上げる作家は全員1980年代生まれで、プログラミングやwebサービスを用いて作品制作を行っている。

音や光を組み立てることで、非日常の異空間を出現させる久門剛史。ネットアートの旗手でweb上で作品を発表するラファエル・ローゼンダール。iPadやiPhoneなどをモチーフに使用し、コンピューターによって作られた虚構と現実から、関係性の違和感を炙り出す谷口暁彦。webサービスや3Dプリンタを用いて、コンセプチュアルな作品を生み出す渡邉朋也。

それぞれに表現手段が異なるが、共通しているのはプログラミングなどを駆使しながらも、「水」や「風」といった自然現象、あるいは記憶といった予測不可能さを作品に取り込み、昇華させる詩的な感性にある。

現代、私たちは日常に溶け込む様々なサービスや情報端末機器、インターネットなど高度に発達したテクノロジーと膨大な情報に取り囲まれて生活している。しかし、どんなに社会が変化したとしても中心には人間があり、自然があり、もやのような曖昧さがある。同時にユーモアや意識の底に眠る記憶、矛盾や第六感といったものも人間に備わった普遍的で根源的な感覚と言えるだろう。いつの時代も人は“みえないなにか”に思いを巡らせ、表現活動の起点としてきた。今の時代を生きる作家たちが見つめる“みえないなにか”とは一体何なのだろうか。彼らの作品は私たちの常識をときほぐし、新たな視点で世界を眺めることを教えてくれるに違いない。

【関連イベント】
●アーティスト・トーク〈久門剛史〉
日時:10月11(日) 14:00~(60分程度)
会場:QBCサテライトスタジオ(イムズ8F)
申込:予約不要
定員:25名程度
※入場無料

●アーティスト・トーク〈谷口暁彦+渡邉朋也〉
日時:10月17日(土) 18:00~(開場17:30~/90分程度)
会場:デジタルハリウッド福岡校(イムズ11F)
申込:予約不要
登壇者:藤岡 定(アーティスト、「anno lab」代表取締役)
定員:50名
※入場無料

※各詳細は公式ホームページを参照

開催期間 2015/10/10(土)~2015/11/08(日)
※イベント会期は終了しました
時間 10:00~20:00
休館日 10/20
入場料 一般400円/学生300円/高校生以下、障がい者等とその介護者1名は無料
参加アーティスト 久門剛史、谷口暁彦、ラファエル・ローゼンダール、渡邉朋也
会場
  • 三菱地所アルティアム
  • ※こちらの施設は2021年9月に閉館いたしました。
会場電話番号 092-733-2050