フランス国立ケ・ブランリ美術館所蔵 マスク展

2006年にパリ、セーヌ河岸にオープンしたフランス国立ケ・ブランリ美術館。建築家ジャン・ヌーヴェルによる設計でも世界の注目を集め、パリの新たな名所として親しまれている。
本展は、アフリカ、アジア、オセアニア、アメリカから集められたマスク(仮面)をテーマに開催される、日本国内における同館初の大規模なコレクション展だ。
仮面を身に着けることによって、人々は自然と向き合い、神や精霊といった目には見えない存在と通じ、物語を演じる表現者となった。仮面は肉体と意思をもつ人間と、それを取り巻く世界の境界に位置する。人は動物や精霊や神々、そして物語の登場人物を模った仮面を纏い、時に音楽やリズムとともに踊り、舞い、それと一体化することによって我と仮面(=他者)という両者の力を併せ持つ存在(ハイブリッド)となって未知なる時空の扉を開こうとしたのである。
それぞれの土地の特質や文化を背景に、人々の様々な願いが反映された仮面たちは、溢れる想像力に満ちたユニークなかたちや素材、スケール感によって生み出されている。本展は、<今>に伝えられるマスクの生き生きとした魅力を展覧し、その表現の本質に迫ろうとするものである。
【関連イベント】
●記念シンポジウム
日時:4月25日(土) 14:00~16:00
会場:新館ギャラリー2
※入館者対象、無料、事前申込み不要
「マスク―精霊たちの美」
講師:イヴ・ル・フル(ケ・ブランリ美術館 本展エグゼクティヴ・キュレーター)
「美術館という異界―プリミティヴ・アートは超えられるか」
講師:川口幸也(立教大学文学部教授)
開催期間 |
2015/04/25(土)~2015/06/30(火) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 10:00~18:00(入館は閉館30分前まで) |
休館日 | 第2・第4水曜日(ただし、祝日の場合はその翌日) |
入場料 | 一般1,200円/大学生(専修・各種専門学校含む)960円/中・高校生・65歳以上600円 |
会場 |
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お問い合わせ | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |
会場URL | http://www.teien-art-museum.ne.jp/ |
詳細URL | http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/150425-0630_mask.html |