棟方志功をはじめとした重要な版画家を多く輩出し、古くから版画文化を育んできた青森市。その青森市からさらに新しい芸術が芽生えることを願うと同時に、市民が優れた作品に触れる機会の創出を目指してきた「AOMORI PRINTトリエンナーレ2014」をさらに拡張して、「AOMORI トリエンナーレ2017」が開催される。

「PRINT」には、「版画」という意味はもちろんのこと、「印刷、出版、活字、新聞、写真、痕跡、名残、影響」など、奥行きのあるさまざまな意味を含有している。そこで同イベントでは、「PRINT」をテーマに、「Classical」「Unlimited」の2つの部門で芸術祭が構成される。青森の持つ地域性を十分に活かし、アートを触媒とした観光や新たな産業の創出にも挑戦する冬の青森芸術祭だ。

【Unlimited部門】
日時：2018年1月20日（土）～3月4日（日）
場所：青森公立大学国際芸術センター青森（ACAC）、青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸

【Classical部門】
日時：2018年2月3日（土）～2月18日（日）
場所：青森県立美術館 コミュニティギャラリー