「水の三部作 2」アブラハム・クルズヴィエイガス展

Horizontes (Part 1 of 3)| 2005 Acrylic enamel glossy pink paint and chalk-board green paint on 266 found objects|Dimensions variableHorizontes (Part 1 of 3)| 2005
Acrylic enamel glossy pink paint and chalk-board green paint on 266 found objects|Dimensions variable

アブラハム・クルズヴィエイガスは、メキシコシティを拠点に活動するアーティストである。近年は、テート・モダン、ウォーカー・アート・センターなどでの個展開催をはじめ、ドクメンタ13や第50回ヴェネチア・ビエンナーレといった国際展に参加するなど、世界各国で精力的に活動を続けている。

訪れた土地のローカルな素材を作品に取り入れるクルズヴィエイガスは、石や段ボール、バケツやプラスチックケース、また動物の排泄物や植物など、あらゆる素材を用いて、単体のオブジェから大規模な建築的インスタレーションまで多岐にわたる制作をおこなう。幼少期を過ごしたメキシコシティ郊外アフスコにおける「セルフ・ビルディング」運動や、密集したマーケットなどにみる「美的な乱雑さ(混沌)」をルーツとする彼は、自身の制作や作品のあり方を「Autoconstrucción(自己構築)」という言葉で表し、シリーズ化してきた。

本展は、2017年に3か所で開催されるクルズヴィエイガスの一連の個展で、東京での展示はその第2章にあたる。ヒエラルキーをつくらず、ストーリーを語らず、また、混沌やハイブリッドな状態をそのままに受け入れるクルズヴィエイガスによって、東京はどのようなローカルに変換されるのだろうか?日本で展開された建築運動「メタボリズム(新陳代謝)」や、イサム・ノグチの家具をインスピレーションに、バックミンスター・フラーの「テンセグリティ」やフィボナッチ数といった、自律的な構造概念を援用しながら、新作インスタレーションを組み立てる。

また、抽象化されたローカリティの中に、ワステカ地方の伝統音楽やチナンパ農法、ウーパールーパーなどの水辺の生物といった、豊かなメキシコの風土や文化も交じり合う。私たちの生命を育む水が生み出してきた循環をめぐって、異なる視点から漂わせる。

開催期間 2017/04/21(金)~2017/07/02(日)
時間 11:00~20:00(日曜日は19:00まで/いずれも入場は閉館30分前まで)
休館日 会期中無休
入場料 無料
参加アーティスト アブラハム・クルズヴィエイガス
会場
  • 銀座メゾンエルメス フォーラム
  • 東京都中央区銀座5-4-1 8F
会場電話番号 03-3569-3300
会場URL http://www.maisonhermes.jp/
詳細URL http://www.maisonhermes.jp/ginza/le-forum/archives/405257/