アイシン精機がMilano Design Award受賞

Milano Design Award表彰式にて、左から伊藤節さん、吉本英樹さん、桐山登士樹さん、一人飛んで岡雄一郎さん、© Istituto Europeo di DesignMilano Design Award表彰式にて、左から伊藤節さん、吉本英樹さん、桐山登士樹さん、一人飛んで岡雄一郎さん、© Istituto Europeo di Design

ゴールデンウィーク目前の4月下旬。年度が始まり、新しいプロジェクトも始まり、ミーティングの多い一週間でした。花粉が減ってきたのは良いのですが、天気が崩れるとのことで、被災された地域の状況が気になります。五輪のエンブレムも発表されました。こちらは本番が2020年で、その後も残るものですから、長い目でお付合いしていくものなのでしょう。

今年のミラノデザインウィークの市内展示を対象とするMilano Design Awardの結果が発表されました。日本からアイシン精機の「Imagine New Days」が出展者1,135組の中からBEST ENGAGEMENT by IED賞に選出されています。おめでとうございます。

グランプリはLuca Cipellettiの「Shit Evolution」で、牛の糞から家具や生活用品を作るというものでした。ミラノを訪問していた日本人の間で評価の高かったNikeの「The Nature of Motion – Nike」はBEST STORYTELLING賞でした。PEOPLE’S CHOICE yb fuorisalone.it賞にはPanasonicの「”KUKAN” The Invention of Space」も選ばれています。

ミラノでの展示は3回目となるアイシン精機。プロデュースされたのは、JDNも最初期からお世話になっているTRUNKの桐山登士樹さんです。桐山さんは今回でミラノサローネが31回目になる大ベテラン。昨年はミラノ万博も手がけられており、ミラノでの展示について一番詳しい日本人の一人であることは間違いないと思います。

一般に言えることだと思うのですが、ともすると私たちは最初の印象のみで物事を判断しがちで、特にインターネットがそれを加速しているように思います。第一印象も重要な要素ですが、広い視野、長きを見通す意思が不要になった訳ではありません。今回のアイシン精機の受賞には、それらのバランスの良さを感じました。

私にとってアンカーとなる視座を提供してくれる展示がデザインハブで始まりました。WITHOUT THOUGHTです。DMNが主催し深澤直人さんがディレクションするお馴染みの企画です。読者の中にも参加された方がいらっしゃると思います。今回が15回目で、テーマは「駅」だそうです。

MILANO DESIGN AWARD 2016: VINCE SHIT EVOLUTION DI LUCA CIPELLETTI

東京ミッドタウン・デザインハブ特別展 WITHOUT THOUGHT BY NAOTO FUKASAWA DMN WORKSHOP EXHIBITION VOL.15 駅 STATION

山崎 泰(株式会社JDN 取締役 ブランドディレクター)

山崎 泰 Yasushi Yamazaki

株式会社JDN 取締役/ブランドディレクター

1969年、北海道室蘭生まれ、札幌育ち。北海道大学卒業、心理学専攻。デザインが好きで、空間デザイン最大手の丹青社に入社。1997年に社内ベンチャーとして「JDN」を始める。ゼロから顧客開発し事業成立の中心的な役割を担う。2011年より株式会社JDNの取締役。現在はブランドディレクターとして、コンテストのコンサルティング、取材・執筆、講演なども行う。JAPAN BRAND FESTIVALボードメンバー。趣味はサックス演奏。