「KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭」出品作品。茨城県常陸大宮市、廃校になってしまった旧美和中学校の校長室に、校長先生のロボットを制作。

様々な音、光を発し、ロボットは可動する。話す時の表情や抑揚、繰り返される仕草、厳粛な空気だからこそ感じられる滑稽さ……緊張と緩和をテーマに旧校長室をハッキング。入学から卒業するまで入る機会がほぼない校長室、暗い空間に偉人のロボットや肖像画が並び、音や光や動きを発する。中学生の頃に考えていたこと、中学生の頃には考えもつかなかったこと、いまとあの頃がクロスオーバーする作品。

撮影／Kenya Chiba