そういえば、月イチで公開しているこのコラムですが、今回は番外編をお届けします。先日、液晶モニターやプロジェクターなどを手がけるメーカー「BenQ(ベンキュー)」さんの企画で、アートディレクターの永瀬由衣さんに取材をしてきました。
永瀬さんは、女子美術大学を卒業後、アートディレクターの千原徹也さんが率いる株式会社れもんらいふに入社。10年ほど所属し、2022年に独立、株式会社Baby Octopusを設立しました。多くの方が見たことのあるドラマのポスターからアイドルのCDジャケット、広告、空間ディレクションなどジャンルを問わずエネルギッシュに活動されています。
今回の取材では、最近のお仕事の話から、デザインツールに対する考え方、BenQさんのデザイナーモニターを使ってみての感想などを聞いたインタビューをおこないました。近々公開予定なので、そちらもぜひお楽しみに!
さて、この記事では永瀬さんがモニターを使ってみて感じたことをいち早くお伝えします!編集部からの紹介と、永瀬さんの素直な感想をまじえてお伝えしていきます!
インスピレーションを呼び覚ます「PD2725U」
頭の中のイメージを再現してくれる色精度
「PD2725U」は、デザイナーやクリエイターのために開発されたPDシリーズのひとつ。アイデアを実現できる完璧な色精度と超高解像度が特徴です。正確な色再現、キャリブレーション、認証カラーのコンビネーションを有するプロ向けの「AQCOLORシリーズ」で、デザイナーが望み続けてきた明瞭性と色精度を実現してくれます。
そしてPDシリーズでは初となる、ムラ補正技術が搭載されており、均一な輝度も実現。さらに最先端のThunderbolt3対応の接続端子を搭載しているので、デザイナーに快適な作業空間を提供し、インスピレーションを形にします。
この色に関するこだわりについては、永瀬さんもモニターを使ってみて一番に気付いたと言います。
永瀬由衣さん(以下、永瀬):もともとそこまでモニターのスペックにこだわるほうではなく、「予算の範囲で一番いいものを」くらいの感覚で使っていました。
今回、モニターの電源をつけてみてまず驚いたのは、その色の鮮やかさとクリアなところでした。それまで使っていたモニターと比べると歴然の差で、頭の中で考えた、表現したかった色が再現されていたのが印象に残っています。
長時間向き合うデザイナーにとって使いやすさにこだわったデザイン性
機能性が高いことはもちろん、日々長い時間をともに過ごすモニターなので、製品自体のデザイン面も重要なポイントのひとつではないでしょうか。「PD2725U」は主張しすぎないグレーカラー、光沢がないつや消し仕様の上質な色味。フレームレスデザインのため、スタイリッシュな印象です。
使いやすさという点で、MacBookユーザーにとってはThunderbolt3ポートがついていることもうれしいポイントです。MacBookはUSB-Cポートしか付いていないため、親和性があります。ケーブル1本でかんたんに繋げ、給電とともに、オーディオや動画、超高速なデータ転送を可能にしてくれます。
永瀬:配線がごちゃごちゃしているのが好きではないため、そのあたりの見え方や便利さを考えてくれているのも嬉しいなと思いました。細かいポイントですが、私はいま二拠点生活をしているので、外出する際にケーブル1本だけ外してさくっとPCを持ち出せるのはありがたいです。
また、便利なOSDコントローラー(ホットキーパックG2)が同梱しています。OSDとは「on-screen display」の略で、ディスプレイの明るさやコントラストの設定をボタン操作でおこなえる機能を持ったコントローラーのことです。
ホットキーパックG2は、コントローラーキー3つとローテーションキー1つが備えられており、作業中によく使用する機能にそれらを割り当てることができるようになっています。 また、ダイヤルでディスプレイの輝度やコントラスト、音量を調整可能。前の設定に戻したい場合は、リターンキーを押すだけですぐに元の状態に戻すことができます。
永瀬:ほかには、背面にあるボタンで気軽に画面の明るさなどが調整でき、すべての動作が気軽にできるよう細やかに考えられているなと思いました。日々たくさんのタスクがある中で、この気軽さはとてもありがたいです!
画面の色が綺麗なところも含め、それだけでノーストレスで作業ができるのはデザイナーにとって嬉しいことです。
このほかにも便利な機能がたくさんそろっている「PD2725U」。デザイナーやクリエイターを助けてくれる製品なので、ぜひ一度その色の鮮やかさやクリアさ、感覚的に使える操作性などをためしてみてください!
■BenQ デザイナーモニター PD2725U
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