みんなで「わたしの25」- 株式会社JDN(1)

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デザイン情報サイト「JDN」は、インターネット黎明期の1997年にスタートして以来、四半世紀にわたりデザインに関する情報を発信してきました。読者のみなさま、これまで記事にご登場いただいたクリエイターのみなさまのおかげで2022年10月に創刊25周年を迎えます。

そこで、これまでにご登場いただいてきたクリエイターや企業のみなさまから、ご自身や「デザイン」の25年を振り返るコラムなど、メッセージをお寄せいただく特集「みんなで『わたしの“25”』」を公開します。

今回は番外編として、「JDN」の中の人である、社内メンバーによる「25」にちなんだコラムをまとめてご紹介します!

25年前にはじめて買った、名作椅子

はじめて自分で椅子を買ったのが25年前でした。購入したのは、三本脚の「アント・チェア(アリンコチェア)」です。

アントチェア

建築家・アルネ・ヤコブセンによる「アントチェア」

座面と背面が一体になった成型合板の椅子で、蟻を思わせる外観が特徴です。デザインはデンマークの建築家アルネ・ヤコブセン、メーカーは同じくデンマークのフリッツ・ハンセン社。デザインのメディアを作るならば、自分も名作と呼ばれるものを持っておこうと考えました。多少くたびれてはいますが、いまもダイニングで使っています。(山崎 泰)

自身や仕事について深く考えた、2011年の記憶

25歳の時、2011年を思い返すと、東日本大震災のことを思い出します。

上野駅近くで揺れを感じ、すべての電車が停まっていることを知り、事態を把握できないまま、埼玉の自宅を目指して歩きました。途中で運良く空室のあるホテルに泊まることができ、そこでテレビを見て何が起きたかを理解した覚えがあります。

現在もコロナ禍や世界情勢などで先が見えず、不安な日々が続きますが、この時に自分の仕事の意味や自分自身について深く考えたことで、今も頑張れているのだと思います。(滝沢 純)

父親から譲り受けたフィルムカメラ

25歳の頃といえば、父から譲り受けたフィルムカメラ「Rollei35」で写真を撮ることにハマっていました。カチッとシャッターを切ったときの心地よさと気軽に持ち歩けるサイズが気に入っています。

Rollei35

コンパクトカメラの元祖ともいわれる「Rollei35」

現像するまでどんな写真が撮れたかわからないのでたくさん失敗もしましたが、技術的に失敗と言えるような写真も自分にとってお気に入りの一枚になったりすることがあるので面白いなと思います。これからも大事にしていきたいです。(藤竹 愛実)

25歳の時に購入した、夏に活躍するプロダクト

25歳から愛用しているものは何だろうかと考えていたところ、今年の夏も大活躍した「白山眼鏡店」のサングラスが目にとまりました。流行り廃りのないデザインが気に入っていて、今年も新たにダブルブリッジのサングラスを同店で購入しました。

白山眼鏡店」のサングラス

「白山眼鏡店」のサングラス2つ

いなたい雰囲気が醸し出せると期待しましたが、いざ着けると鈴木雅之さん……。長く愛用し、自分のスタンダードになればと思います。(佐藤 亮)