みんなで「わたしの25」- グラフィック社

グラフィック社 2022年10月新刊ラインナップ グラフィック社 2022年10月新刊ラインナップ

デザイン情報サイト「JDN」は、インターネット黎明期の1997年にスタートして以来、四半世紀にわたりデザインに関する情報を発信してきました。読者のみなさま、これまで記事にご登場いただいたクリエイターのみなさまのおかげで2022年10月に創刊25周年を迎えます。そこで、これまでにご登場いただいてきたクリエイターや企業のみなさまから、ご自身や「デザイン」の25年を振り返るコラムなど、メッセージをお寄せいただく特集「みんなで『わたしの“25”』」を公開します。

今回は、1963年に創立し、来年で60周年を迎える出版社のグラフィック社さん。デザイン書や美術書を中心に、さまざまなテーマをユニークな視点でとらえ、デザイナーにとってヒントや参考になる本を数多く出している同社からメッセージをいただきました。JDNでは書籍コーナーでたびたび書籍をご紹介させていただいてきました。

このたびは創刊25周年をお迎えになられましたこと、誠におめでとうございます!今日にいたるまでデザイン系サイトとして信頼ある情報発信を続けてこられたJDNさまの、今後のさらなるご発展を祈念しますとともに、心よりお慶び申し上げます。

グラフィック社がこれまで出版してきた書籍と新刊

技法書の確立とホビー、サブカルチャー分野の拡大
さて、いまから25年前の1990年代後半、グラフィック社ではデザイン領域のコンピュータ化を受け、従来のデザイン書に加えてデジタルデザインの参考書や資料集の刊行を開始。さらに、絵画・工芸の技法書を拡充し、弊社の主要なラインナップのひとつとして展開していきました。

なかでもキャラクターイラストレーションや作画の技術にフォーカスした技法書を他社に先駆けて刊行し、国際的なマーケットにも展開しました。

グラフィック社『マンガの描き方』の表紙

ネット時代に本ならではの価値を追求する
90年代半ばをピークに日本の出版市場は縮小を続け、インターネットが新しい社会のインフラとなるなかで、本はあらためてその価値が問われることになりました。そんななかグラフィック社では、従来の発想に囚われない個性的なテーマと紙メディアの特性を活かした本づくりに注力してきました。

2007年に創刊された『デザインのひきだし』は、紙や印刷の魅力を新しい世代に楽しく届け、現在も多くの支持を得ています。

グラフィック社『デザインのひきだし』表紙画像

また、既存の路線にはなかった趣味、実用書の分野を積極的に開拓したり、既存の分野に現代的な光を当てたりすることにより、数々のベストセラー、ロングセラーが生まれています。さらにグローバル時代を背景に、これまでの翻訳出版の経験を活かしたタイトルも注目されています。これからも、みなさまに本ならではのよろこびをお届けしてまいります。

グラフィック社の最新情報

グラフィック社は、おかげさまで来たる2023年4月3日に60周年を迎えます。今春には創立60周年に先立ち、特設Webサイトをオープンいたしました。サイトでは「これからも、本ならではのよろこびを」をキャッチフレーズに、これまでの歩みを振り返る社史、書店フェアやノベルティグッズの紹介など、60周年ならではの多彩なコンテンツをお届けしています。

グラフィック社60周年特設サイト画像

サイトデザインは、株式会社セミトランスペアレント・デザインによるもの

創立60周年 特設Webサイト
http://60th.graphicsha.co.jp/

また、2022年10月新刊も強力なラインナップでお届けしています。容器・パッケージを特集し、ヒグチユウコさんのイラストをパルプ成型した分厚い表紙が目印の『デザインのひきだし47』、日本の切手をつくるデザイナー8人の仕事の流儀に迫る『切手デザイナーの仕事』、民藝や郷土玩具好きがいま注目する「農民美術」初の解説書『はじめまして農民美術』など。ぜひお手にとってご覧ください!

グラフィック社の2022年10月新刊も強力なラインナップ!

グラフィック社の2022年10月新刊も強力なラインナップ!

グラフィック社 公式サイト
http://www.graphicsha.co.jp/