ランドスケーププロダクツが携わる仕事や人を紹介するコラム「Man Made Objects」の第6回目。今回はランドスケーププロダクツが運営に携わっている、野外フェスティバルについてご紹介します。
2019年8月24日に、10回目となる「GOOD NEIGHBORS JAMBOREE 2019~10 YEARS OF HARMONY~(以下、GNJ)」が、鹿児島県南九州市にあるリバーバンク森の学校で開催されます。GNJは「みんなでつくる真夏の文化祭」をコンセプトに掲げるフェスティバルで、音楽、クラフト、アート、食、文学、映像からスポーツまで、ジャンルをこえてたくさんのコンテンツが集まります。
昨年の様子
森の中の屋外ステージで繰り広げられる、多様なジャンルのライブ
GNJ実行委員長・坂口修一郎を中心に、会場となる「森の学校」(廃校跡地)のたび重なる修繕・補修を行ってきました。この地を拠点に活動する方が中心となり、昨年7月には「一般社団法人リバーバンク」を設立。現在は学校の利活用とその周辺地域にある空き家対策に取り組んでいます。
トークショーの様子
これまでの出会いや繋がりを大切にしてきたGNJ。節目となる10回目だからこそ特別なことではなく、これまでと同じ空気を維持しながら、新たなコンテンツも提案します。たとえば、地域プレイヤーと企業・団体がコラボレーションしたワークショップ「GOOD NEIGHBORS JOINT」は子どもから大人まで楽しめる内容。
今年から始まる「FOOD COLLEGE」は新設した食堂棟での開催。狩猟を学びながらのジビエBBQや、地元食材を使ったお料理教室などを企画しています(要事前申込)。そのほか天井を吹き抜けにした木造講堂での落語や、ツリーハウスでの朗読は学校の活用としてずっと考えてきた企画です。
GNJでは年々こどもの来場が増えており、彼らが参加できるコンテンツも増えています。“遊びのなかにこそ学びがある”をコンセプトに新しい教育のカタチを発信する「マンモススクール」とコラボレーションし、今年はサマースクール「mammoth “SUMMER” school」を開講。自然との関わりや体験型学習など、普段と違った視点でものごとを感じ、行動することによってこどもたちの豊かなこころを育むこのスクールは、今後も全国各地での開催を検討しています。
前夜祭もGNJの醍醐味。今年の料理担当は鹿児島を拠点としたさまざまなクリエイターが集まったフードプロジェクト「TABLEs」が担当。ドリンクは昨年に続きGNJのために限定醸造したオリジナルクラフトビールをはじめ、地元のクラフト焼酎やオーガニックワインなどこだわりのお酒が並びます。選曲はGOOD NEIGHBOR DJsが担当。さらに今年はセッション・ダブバンド「ECHO MAKER」が登場します。こちらはGNJ実行委員長で、ミュージシャンでもある坂口修一郎が前夜祭のために地元のミュージシャンたちと結成したスペシャルバンド。
昨年の本祭
興味を持っていただける方はぜひ、8月23日、24日に森の学校でお待ちしています。副題である“10 YEARS OF HARMONY”にふさわしい景色を多くの方々と共有したいと思っています。
テキスト:黒瀬優佳(Landscape Products)
■GOOD NEIGHBORS JAMBOREE 2019
日時:2019年8月24日(土)11時~
会場:リバーバンク 森の学校
住所:鹿児島県南九州市川辺町本別府 3728-2
入場料:前売5,000円/当日6,000円(学割2,000円)
※詳しくはオフィシャルウェブサイトをご覧ください
https://goodneighborsjamboree.com/2019/