
タイポグラフィにおける「レタースペーシング(文字間調整)」に焦点を当て、今まで感覚的に処理されてきたレタースペーシングを論理的に考察し、図と文章で丁寧に解説した書籍です。
誰もが悩むけれども正解がない、文字と文字の間の詰め具合や空け具合について、デザイナーである筆者が具体的に解説。ロゴタイプやタイトルのスペーシングに悩むすべての人にヒントを与えてくれます。
3つのパートで構成されている本書は、まず最初のパートでレタースペーシングとは何かという基礎知識や観察方法を学べます。次のパートでは和文、欧文、和欧混植の場合の具体的なスペーシングについてを紹介。最後のパートでは、有名なロゴの実例を見ながらスペーシングを分析し、練習問題に挑戦するという流れになっています。すべて見開き完結のため、どのページからでも読み進められることも本書の特徴です。
Webやグラフィックの分野でロゴタイプやタイトルのデザインをする方におすすめの一冊です。
宮後優子(編集担当)おすすめコメント
デザインの重要な要素でありながら、今までずっと感覚的に教えられてきたレタースペーシング(文字間調整)について、理論的な考え方を示した本です。「見た目でちょうどいい感じに詰める」とはどのくらい詰めればよいのか、考え方の手がかりがつかめると思います。デザインをする方、学ぶ方だけでなく、教える方にも役立つ一冊です。
発行 | 株式会社ビー・エヌ・エヌ |
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著者 | 今市達也 |
編集 | 宮後優子 |
デザイン | 今市達也、今市遥 |
仕様 | A5判、192ページ |
価格(税込) | 2,420円 |
ISBN | 978-4-8025-1209-1 C3070 |