
デザイナーが知っておきたいデザイン・印刷・紙・加工の実践情報誌『デザインのひきだし』。43号となる今回の特集テーマは、「日本の各地でつくられる魅力的な紙 和紙のステキさ、再発見」です。
和紙というと「ちょっと古くさい」と思い込んでいる人もいるかもしれませんが、実はさまざまな種類があり、改めて調べてみると、すぐにでも使ってみたいかわいい紙・すばらしい紙のオンパレード。
本特集では、日本全国でつくられている、使ってみたいすてきな和紙を総力取材しています。魅力あふれる和紙の産地をいくつも訪ね、和紙づくりの現場の様子を詳細に伝えるレポート記事をはじめ、「和紙ってなに?」という基本から、和紙を使った魅力的なプロダクト紹介。さらに、日本の産地を地図にした「日本和紙マップ」や「刷りもの・紙ものづくりに使ってみたい オススメ和紙紹介」、オリジナルの和紙をつくる「特抄き」や「和紙でつくれる魅力的なグッズ」、和紙の印刷加工がお願いできる会社までを紹介した、和紙を知って使いたい人に向けた決定版特集です。
なお、いつも特集に関連した紙や印刷加工をしている本誌の表紙ですが、和紙特集の今回は本誌のために抄いてもらったオリジナル越前和紙を使用。しかも絵柄や文字を印刷で入れるのではなく、和紙に抄き入れています。これは、和紙の里・福井県の越前にある山田兄弟製紙が「透かし漉き合わせ和紙」という手法で、イラストレーター福田利之さんの絵柄を抄いたもの。一体どうやってつくったのか、その詳細は、本誌記事にて写真たっぷりにレポートしています。ぜひ表紙とあわせてご覧ください。
デザインのひきだし編集部おすすめコメント
今号のおすすめポイントは、まず、本文全ページに4種類の和紙を使用していること。本誌自体が和紙の印刷見本となっています。
さらに、実物を見て触って、和紙やグッズの良さがわかる特集連動付録が満載であること。本特集内「刷りもの・紙ものづくりに使ってみたい オススメ和紙紹介」に掲載した和紙の中から156枚を綴じ込んだB6判の「和紙見本帳」と、「和紙でこんなグッズつくれます!」で紹介した中から5種類の和紙グッズ実物サンプルが付録されています。
実際に手にとって触り、使うことで、和紙そのものや、グッズの良さがより実感できること間違いなしです。
発行 | グラフィック社 |
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編集 | デザインのひきだし編集部 |
デザイン | STUDIO PT. |
仕様 | B5判160ページ(オールカラー)+和紙見本帳+和紙グッズ5種+ポッティングなど連載連動付録もあり |
価格(税込) | 2,420円 |
ISBN | 978-4-7661-3503-9 |