慰霊空間（墓地）とその周辺環境との関係を研究対象とし、これらを繋ぐ参道の空間について、金沢市営野田山墓地を対象に計画提案を行った。
現在、金沢の江戸時代から続く墓地である野田山の周辺において、都市計画道路及び区画整理事業が進行中であり、その歴史的な景観は大きく様変わりしようとしている。このことから野田山に対しその歴史、文化、民俗についての調査と新しい道路計画を前提とした、周辺環境と景観構成の変化を確認し、これに基づいて新たな形の参道空間全体の景観計画として広場および歩行者の為の橋についてデザインを提案した。