店舗内装デザインを数多く手掛けるインテリアデザイナーである、Naoei Sakaiが、12人の日本人デザイナー及び作家による展示会【VOICE IN ITINERE】にて、家具のプロトタイプを発表しました。
会場となったのは、ミラノ市内イゾラ(ISOLA)地区の19世紀初頭の面影を残す鋳型工場跡です。古いレンガの壁と10メートルを超える高い天井に、大きな窓から光が入りこむ荘厳な空間で行われ、Naoei Sakaiは椅子(ペタルチェア)、スタンドライト、デスクトップライト、スピーカー、ラジオのプロトタイプを発表しました。
今回のメイン作品であるペタルチェアは、1本のパイプに96本のスリットをいれ、切り開くというシンプルなアプローチです。まるで堅いつぼみから花びらが開花したように美しく変化を遂げた、シャープかつエレガントな椅子です。
会場に来場された多くの方から「販売して欲しい」とのお声をいただきました。今後も製法やアイディアで、素材の持つ新しい可能性を引き出したデザインに、挑戦します。
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 メインプロダクトの椅子「Petal Chair」
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