ミラノの鋳型工場跡のギャラリー「フォンデリア」で、12人の日本人デザイナー及び作家による展覧会「Voice in Itinere」が開催されました。その中で私は、マネキンの腕のパーツをリサイクルした照明器具「ASHURA」を発表しました。「ASHURA」は、マネキンメーカーの裏庭に置かれていた大量のマネキンの残骸から、戦闘神である阿修羅をイメージしてデザインしました。
ABS樹脂製の腕に凝着メッキ加工をほどこし、指の1本1本のみならず、可動部分はそのままにペンダントライトとブラケットに加工し直したもので、ペンダントにいたってはその腕の角度を変えることにより、様々なフォルムを作り出すことができます。
シルバーのクロムメッキのペンダントがアクセントとなり、由緒ある歴史的建築にモダンな雰囲気を生み出しました。
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 【1】展示会場までの細く長いアプローチは、ロウソクの灯りが幻想的です。
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