ベルギーの奇想の系譜展

ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまで

ベルギーの奇想の系譜展

現在のベルギー・フランドル地方とその周辺地域で、中世末期から発達してきた幻想絵画のカテゴリー。ヒエロニムス・ボスが描く悪魔や怪物のような異形のものたちは写実的で、「本物」と感じさせる迫真性に満ちていた。こうした独特な表現の伝統は、時代が進んでもカプリッチョ(奇想画)、象徴主義、シュルレアリスムの中にとどまり、今日のアーティストたちにも脈々と受け継がれている。

本展では、ベルギーに生まれた奇想の表現を、15~16世紀のフランドル絵画から現代のコンテンポラリー・アートまで、国内外のコレクションによって紹介される。ヒエロニムス・ボスやブリューゲルに始まり、ジェームズ・アンソール、ルネ・マグリットらの時代を経て、そして現代のヤン・ファーブルや若手の作家にいたる、およそ500年の「奇想」の系譜をたどる。

【関連イベント】
●記念講演会1
「ブリューゲル絵画の秘密 ─ その発想源をめぐって」
講師:森 洋子(明治大学名誉教授)
日時:6月4日(日) 14:00~(約90分)
場所:ミュージアムホール
定員:先着250名
※聴講無料、要観覧券

●記念講演会2
「奇想のイメージ ─ マグリットとシュルレアリスム」
講師:速水 豊(三重県立美術館館長)
日時:6月18日(日) 14:00~(約90分)
場所:ミュージアムホール
定員:先着250名
※聴講無料、要観覧券

※その他関連イベントは、下記詳細URLをご覧ください

開催期間 2017/05/20(土)~2017/07/09(日)
※イベント会期は終了しました
時間 10:00~18:00(金・土は20:00まで/いずれも入場は閉館30分前まで)
休館日 月曜日
入場料 一般1,500円/大学生1,100円/70歳以上750円/高校生以下無料
会場
  • 兵庫県立美術館
  • 兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1
会場電話番号 078-262-0901
会場URL http://www.artm.pref.hyogo.jp/