TOTOミュージアム

水まわりの文化や歴史とともに、TOTOのものづくりへの想いが伝わる施設

デザインコンセプト
担当:石田裕美/丹青社

日本の水まわりを牽引する企業「TOTO」が、創立100周年を迎える記念事業として、北九州市の本社敷地内に開設した施設。歴史的な資料から最新の商品までを展示し、創立の地である小倉から世界へ、TOTOブランドを発信する施設を目指した。

来館者が最初に足を踏み入れる第1展示室は、ユニークな形状の建物を活かし、展示・配置にも配慮。棚型の歴史年表や東洋陶器時代の食器、そして、現在のTOTOのものづくりを伝える展示を加え、TOTOの100年の歴史を紹介している。

続く第2展示室では、TOTOの創業の精神やものづくりへの想いを中心に、そこから広がった日本の水まわり文化と歴史、バラエティに富む歴代TOTO商品の展示。そして、最後の第3展示室では、世界に広がるTOTO商品を紹介するグローバルギャラリーが続く。

すべての展示の根底に“あしたを、ちがう「まいにち」に。”という企業メッセージを据えることで、TOTOが築いた水まわり文化と企業の魅力が実感でき、更なる企業活動活性化の一助となる施設となった。

所在地 福岡県北九州市小倉北区中島2-1-1(TOTO本社・小倉第一工場敷地内)
事業主 TOTO
ディレクション 洪恒夫 / 丹青社
展示企画・プランニング 石田裕美 / 丹青社
デザイン・設計 神田武志、吉田真司、阪田まゆ子 / 丹青社
制作・施工 植村則和、福森雄介 / 丹青社
建築設計監理 梓設計
敷地面積 9,388m2
延床面積 10,797m2
撮影 ナカサ&パートナーズ