- デザインコンセプト
- 担当:ASSISTANT
「コロガル・ガーデン」は、身体運動を誘発するフィジカルな空間とメディア・テクノロジーが融合した未来の公園だ。
展示室には、斜めに切り取られたさまざまな形の17個のブロックを配置。各ブロックには、スピーカーやマイク、振動をキャッチするセンサーなどが埋め込まれている。会場で投影された映像と、各ブロックに取り付けたデバイスが呼応するようにプログラムされ、切り替わる映像に合わせてブロックが反応する。
ホールには、全長15m、高さ3mの巨大な滑り台を設置し、滑り台を囲むように形の異なるラダーを配置した。ここでは、滑り台を滑り降りる姿をカメラが捉え、ラダーにインストールされたLEDが反応する。2つのインスタレーションは自由に行き来することができるが、特徴に変化をつけることで、年齢の離れた子どもの衝突が起こりにくようにデザインしている。
子どもたちはブロックとブロックの間の迷路を駆け抜けながら、メディア・テクノロジーの仕掛けに気づくことで、次の新しい体の動きを見つけていく。
所在地 | 山口情報芸術センター(YCAM)/山口県山口市中園町7-7 |
---|---|
設計 | 有山宙/ASSISTANT |
遊具・メディアデバイスデザイン | YCAM InterLab |
延床面積 | 695m2 |
撮影 | Shintaro Yamanaka(Qsyum!) |