「デザイン×テクノロジー」をテーマに、イノベーションを生み出す「デザイン・アントレプレナー」によるトークショー開催

内部に赤外線式の視線追跡センサーを備えたVRヘッドマウントディスプレー「FOVE」内部に赤外線式の視線追跡センサーを備えたVRヘッドマウントディスプレー「FOVE」

ライフスタイルを様々な切り口から変革していく、体験型エキシビション「FORBES DESIGN ENTREPRENEUR SHOWCASE Supported by INTERSECT BY LEXUS – TOKYO」が、東京・南青山のINTERSECT BY LEXUS – TOKYOで6月16日から7月7日まで開催された。

同イベントは、ビジネス誌「Forbes JAPAN」とコラボレーションし、LEXUSが様々な形で取り組んでいる「若手育成」の一環として、デザインの力でビジネスにイノベーションを生み出す、デザイン・アントレプレナーシップを持った6社によるプロダクト作品を展示。デザインの概念がユーザーの「体験」や「感覚」にまで広がってきていることを体感することができた。

イベント期間中の6月24日には、「デザイン×テクノロジー」をテーマに、司会進行役のForbes JAPANの高野真編集長、レクサスブランドマネジメント部の沖野和雄室長、Pixie Dust technologiesの落合陽一CEO、ヴェルトの野々上仁CEOによるトークショーが行われた。

以下、トークーショーでのゲストの発言を抜粋。それぞれの立場からの興味深い話を聞くことができた。

野々上仁氏
― 私たちが「VELDT SERENDIPITY」(スマートウォッチ)で目指したのは「画面を見ない生活」。スマートフォン・セントリックな生活をリバランスすること、つまり情報との付き合い方をデザインしている。従来のスマートウオッチとは全く逆のアプローチ。特に大事にしているのは、技術的にできるからやるではなく、できるけれどやらないほうが良いというのをブランドとして考えている。

ヴェルトの野々上仁CEO

ヴェルトの野々上仁CEO

落合陽一氏
― メディアアーティストとしては、どうやって空中に見えない触覚をつくるか?どうやって映像から場や空間をつくるか?コンピューターどおりの世界をつくるかを考えて活動している。それがあらゆる人に優しい仕組みをつくることにつながるから。僕らに課せられたミッションは研究時間をできるだけ短縮すること。

Pixie Dust technologiesの落合陽一CEO

Pixie Dust technologiesの落合陽一CEO

沖野和雄氏
― 自動車にはレガシーインダストリーとしての役割がある。車はデザインの塊で社会的なプロダクト。社会が変化していくなかで、燃費や数値的な部分だけでなく、ブランディングの面でも常にデザインしていかなくてはならない。

レクサスブランドマネジメント部の沖野和雄室長

レクサスブランドマネジメント部の沖野和雄室長

そのほかにも、「デザイン・アントレプレナー」らしい刺激的な発言も。

野々上仁氏
― デザインはグラフィックとかプロダクトとか狭義のものではない。それは個人最適化に過ぎないと思う。いまの時代のデザインはイノベーションであり、既存のアイデアと人とファシリティの結合。

落合陽一氏
― アカデミックと産業とデザインの壁をいかにぶち壊せるか? まだ、「デザイン・アントレプレナー」という言葉になじみが薄いかも知れないが、デザインとイノベーションとビジネスのそれぞれ別々だったものが融合した時代になってきている。

デザインにできることはなにか?テクノロジーとデザインのあり方について考えさせられる一夜となった。

一見スタイリッシュなアナログ時計に見えるスマートウォッチ「VELDT SERENDIPITY」

一見スタイリッシュなアナログ時計に見えるスマートウォッチ「VELDT SERENDIPITY」

空中で音楽と共に物体が動き出す新感覚のスピーカー「Pixie Dust」

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カバンに入れて携帯できる、移動支援ロボット「WalkCar」

カバンに入れて携帯できる、移動支援ロボット「WalkCar」

折り目同士が触れると回路が繋がり発光する、AgIC社の導電性インクを活用した「パックンチョ」

折り目同士が触れると回路が繋がり発光する、AgIC社の導電性インクを活用した「パックンチョ」