変形多角形による角柱グラス

水を入れるとほのかに色付いた表情に

ガラスを薄く吹く、「うすづくり」という技術を使って作られたこの印象的なフォルムのグラスは、大正5年に浅草で創業したガラスメーカー「吉沼硝子」が手がけたもので、職人によってひとつひとつ作られている。

「うすづくり」というと無色透明なものが多いが、このグラスは底に色が塗られている。バリエーションはクリア・ブルー・ピンク・イエローの4種類。水を入れると底の色が反映され、少し色づいた表情を見せる。

また、形も特徴のひとつで、真上から見ると非対称な多角形になっている。対称の工業製品が多いなか、柔らかい印象を醸している。サイズは大中小という展開。ひとつひとつちがった形ゆえの、独特の揺らぎが味わい深い。

(Photo:Takumi Ota)

デザイナー:谷内晴彦(desegno ltd.)

1979年生まれ。desegno ltd.アートディレクター。「問題を発見し解決すること」をコンセプトに、国内外あらゆるデザイン事業に携わる。グラフィック、インスタレーション、映像、プロダクトなど、ジャンルを問わず幅広く展開しながらも、状況や行動へ促すデザインを重視している。

バリエーション 全4種(各サイズ3種)クリア、ブルー、ピンク、イエロー
価格(税抜) 大 2,800円、中 2,700円、小 2,600円

※価格はクリア・ブルー・ピンク・イエロー共通
※本製品は手造りの為、形・厚み・色等に個体差が生じたり、製法上小さな気泡の混入や表面にムラや筋が入ることがあります。