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CHAPO
本体に帽子をかぶせることで様々なスタイルを楽しめるデスクライト
「シャッポ」と聞いてピンと来るかこないかは世代によるだろうか。フランス語で帽子は「chapeau」(シャポウ)、それにちなんだ命名。大胆にも帽子をランプシェードにするデスクライト。どんな帽子でも載せることはできそうだが、往年の映画スター、たとえばフレッド・アステアが帽子を投げるようなシーンをイメージするならば、シルクハットやカンカン帽、パナマ帽ということになるだろう。
本体は艶ありのアルミニウム。110mm四方というコンパクトなベース部に、調光式のセンサースイッチがあり、スマートホン等を充電することができるUSBポートもある。光源部は上部から見ると十字形になっており、放熱効果と共に、帽子を載せるスタンドとして機能する。
デザインはPhilippe Starck(フィリップ・スタルク)氏。1968年にピエールカルダンのメゾンに入社し家具デザインを担当。79年にアメリカでスタルク・プロダクト社設立。82年にエリゼ宮の内装デザイン。以降、世界各地で数多くのインテリアデザインを手がけている。ファッション、雑貨、日用品など幅広い分野のプロダクトも手がけており、日本では浅草のアサヒビール社屋、アレッシイのレモンスクィーザー等でよく知られている。
FLOS社との共同は、88年の角笛のようなデスクライト「ARA」に始まり、その後も「ARCHIMOON」「MISS K」等の名作と呼ばれるデザインを発表している。「CHAPO」は、FLOS社より2013年のEURO LUCE(ユーロ・ルーチェ)で発表され話題となった。
ブランド:FLOS(フロス)
1962年、イタリアメラノにて設立。FLOSは住宅照明および建築照明の製品やシステムを提供する国際企業。創造的かつ革新的な照明ソリューションで知られ、AchilleCastiglioni, Philippe Starck, Antonio Citterio, Marcel Wanders, Konstantin Grcic, Jasper Morrison, Patricia Urquiola, Ron Giladら、多くの才能豊かなデザイナーたちによって象徴的な名作を生んでいる。
CHAPO(シャポウ)
サイズ | H400×W125mm、ベース:H110×W110mm |
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重量 | 0.95kg |
材質 | アルミニウム、PMMA(アクリル) |
光源 | LED,8W,310Lm,2700K,Ra93 |
備考 | USB充電機能付き(1.5A)、タイトル画像の帽子付き |
価格(税抜) | 58,000円 |
お問い合わせ
日本フロス株式会社
http://japan.flos.com