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fun pun clock(ふんぷんくろっく)

fun pun clock

モンテッソーリ教育の理念を取り入れた壁掛け時計

fun pun clockロゴとLサイズfun pun clockロゴとLサイズ

fun pun clock(1)

fun pun clock(2)

まず気になるのは、その名前。「5ふん」「10ぷん」「15ふん」「20ぷん」と「ふん」「ぷん」が交互に繰り返されることからの命名。大人には当たり前に思えるこの読み方も、初めて時計を見て時間の呼び方を覚える時期の子どもには、新鮮な気づきとなることだろう。こうした小さなきっかけの種をまいておくことで、時間を律する練習にも積極的に取り組めるようになることを目指している。

外観は、鉛筆のようなフォルムの長針と短針、短針が示す時字(ときじ)、これらの存在感がまず目をひく。そして、長針の先には、5分ごとに数字が配置された分を示す時字がある。時と分の対応、特に12の位置がゼロであることを関連づけやすいように、わずかだが12を強調する工夫もなされている。鉛筆の先と秒針がツヤのある赤である以外は、白と黒の文字盤にプライウッドの外縁というシンプルな組み合わせ。

ムーブメントには、コチコチと時を刻むものを採用。現在はクオーツ時計でも、スムーズな運針で音がしないものが多く、またスマートホン等で確認する場合も多いので、音で一秒を意識する機会が減っている。一秒がどのくらいの間隔なのか、音により感覚的に分かるようにする仕掛けだ。

デザインは、二児の母でもある土橋陽子氏。1997年から5年間、イデーに所属。定番家具の開発や東京デザイナーズブロック2001の実行委員長、ブランド「SPUTNIK」の立ち上げに関わる。2012年より「Design life with kids!」インテリアワークショップ主宰。開発にあたっては、日本モンテッソーリ教育綜合研究所の主任研究員櫻井美砂氏の協力も得た。

ブランド:Lemnos(レムノス)

1966年服部時計店工場精工舎(現セイコークロック株式会社)との取引を開始し、本格的な時計事業を開始。自社ブランドとして開発したGANBARA「HOLA」(デザイン:川崎和男)が1989年にグッドデザイン賞やニューヨーククーパーヒューイットミュージアムの永久展示品に選定。その後も、国内外で活躍する著名なデザイナーとプロジェクトを組み、アート性、デザイン性に富んだ数々の名品を発表。グッドデザイン賞を多数獲得し、国内外で高い評価を得ている。

fun pun clock(ふんぷんくろっく) Lサイズ

素材 プライウッド、ガラス
サイズ 外径365×奥行き48mm
重量 970g
価格(税抜) 12,000円

fun pun clock(ふんぷんくろっく) Mサイズ

素材 プライウッド、ガラス
サイズ 外径305×奥行き48mm
重量 725g
価格(税抜) 8,000円

お問い合わせ

タカタレムノス東京ショールーム
03-5981-8120
http://www.lemnos.jp

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